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『電人ザボーガー』 初日舞台挨拶には “大きなおともだち” がいっぱい!
2011年10月15日(土曜日)

板尾創路主演で37年ぶりにスクリーンで甦る、映画 『電人ザボーガー』 が10月15日(土)に公開初日を迎え、キャスト・監督による初日舞台挨拶が行われました。

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本作は、1974年のテレビ放映当時ちびっこ達を夢中にさせ、現在もなお熱狂的な人気を誇る特撮ヒーロー作品のリメイク。悪のサイボーグ組織Σ(シグマ)から地球の平和を守るため、亡き父が作った変形型バイクロボット “ザボーガー” を操り、闘い続ける痛快特撮スーパーヒーローがついに復活です!

初日舞台挨拶には、大門豊の熟年期・青年期をそれぞれ演じた板尾創路さん、古原靖久さんはじめ、佐津川愛美さん、井口昇監督がまず登場。さすが国内外で高い人気を誇る井口監督。姿を現すや否や、テレビ放映当時ちびっこだった “大きなおともだち” のたくさん集まる客席から 「昇ーッ!」 との野太い掛け声が多数あがり、満面の笑みで 「はいー!」 と応えながら定位置に到着です。

MC 初日ということで、もう一方重要な方をお呼びしなくてはいけないですね!

井口監督 ・・・・・そうですね!あまりの高揚でボーッとしちゃいました(笑)。主役のあの方を呼ばないと!ダブル大門で呼んでみなしぇんかぁ(苦笑)?(←高揚しすぎて全然舌が回らない監督)

板尾・古原 (笑)呼びましょう!電人ザボーガー、GO!!!

井口監督による “ガシャーン!ガシャン、ガシャン、ガシャーンッ” という擬音つきで、ザボーガー登場です!

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― 初日を迎えての気持ちを踏まえて、まずは一言ずつご挨拶をお願いします。

井口監督 (客席から再び “昇!昇ーッ!!” の大声援)ありがとうございます!わぁ、歌舞伎みたい!うれしー。大月プロデューサーから 「 『電人ザボーガー』 をやってみないか?」 と声を掛けられ、「あの 『電人ザボーガー』 をどうやって映画に?!」 と思ってから、かれこれ2年。泣きたくなるようなことも色々あり、この日を迎えるのが本当に夢で、こうしてたくさんの方にお越し頂いて、嬉しい方の涙が出そうです。ありがとうございます!

板尾 こんなに加齢臭のする映画館は初めてで、ちょっとビックリです(笑)。いつもタクシーを呼んでもらうのですが、今朝タクシーに乗ったら運転手さんに 「今日はザボーガーですか?」 と言われまして、思わず招待券を1枚あげてしまいました(笑)。37年ぶりに復活するということで、すごい中途半端やな(笑)・・と思いつつ、そこがザボーガーらしいなという感じで、復活して良かったです。

古原 撮影から1年半くらい経つのですが、いよいよ(この日が)来たなという感じで感無量です。今日は楽しんで行って下さい。

佐津川 AKIKO役を演じさせて頂きましたが、今日はジーパンにブーツインで、勝手に大門スタイルでお揃いにして気合入れてきました。

板尾・古原 ホントだ!

井口監督 俺だけスニーカーだ・・・。

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佐津川 ・・・気付いてもらえなかったみたいですが(笑)。私は映画を中心にお仕事させて頂いていますが、今回は 「 『電人ザボーガー』 いつ公開?観に行くよ!」 と言われることが大変多く、こんなにも期待されている作品なんだなというのをひしひしと感じ、初日をとても楽しみにしてきました。きっと皆さんにも楽しんで頂ける内容になっていると思いますので、笑って帰って下さい。

― 無事初日を迎えられ、たくさんのファンの方に支えられていることを感じていらっしゃると思いますが、井口監督は昨日はよく眠れましたか?

井口監督 わりとグッスリ眠れました(笑)。でも、正直どれくらいのお客様に来て頂けるのかドキドキしていたのですが、先ほどドアを開けた瞬間にホッとしたと言いますか、すごく嬉しいです。客席に、ヘルメットを被った大門が何人かいらっしゃるのが、また嬉しいです。日本中に大門豊を増やしたい!そんな気持ちでいっぱいです。

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― 板尾さんはバイクもご自身で乗られるなど身体を張って臨まれ、大門の情熱は板尾さんにも通じるものがあったように思うのですが?

板尾 撮影しながらどんどんテンションがあがっていき、ついには事務所に内緒でバイクスタントまでやってしまいましたから、お弁当に何か入れられてたのかな(笑)?と思うほど、自分でも不思議な感覚でした。でも、そうさせてしまうほどの熱い現場で、本当にみんなザボーガーが好きなんだなというのがすごく伝わってきました。僕たちだけでなく、本当に多くのスタッフが関わっていますから、その方達のためにも、こうして初日を迎えられて良かったです。

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― 古原さんは、今回大門を演じるにあたってバイクの免許をとるところからスタートしたと伺ったのですが?

古原 そうなんです。僕が免許を持っていないせいで撮影が少し伸びてしまったのですが、免許をとって初めて乗ったバイクがアイツ (ザボーガー) ということで、中々ない経験をさせて頂きました。ありがとうございます。

板尾 明らかに整備不良やけどな(笑)。

MC ザボーガーに乗ることは、周りのお兄様方からも羨ましがられたのではないでしょうか?

古原 『電人ザボーガー』 は、僕のお父さん世代の方が見ていた人気ヒーローものなので、「お前、大門やるの?俺もやりたかった!」 みたいな、すごい熱い視線をぶつけられました。それだけに、熱い気持ちに応えなければという思いで大門に挑みました。

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― 本作は監督はじめスタッフのザボーガー愛がいっぱい伝わってくる現場だったと思いますが、佐津川さんはいかがでしたか?

佐津川 こんな現場があるんだ?と思うくらい、スタッフの皆さんが本当に楽しんで真剣にやっているんですね。真剣にやるからこそ面白いというのが根本にあると思うのですが、カットがかかる度に笑いが起こり、みんなが楽しんで作品を作っているという感じがして、現場から愛が溢れているなと感じていました。

MC 佐津川さんのサイボーグの衣裳姿はすごく可愛いですよね。

井口監督 衣裳合わせをした時に、「おぉ♪」 と思いました。ボク・・・セーラー服が・・・好きなんです(照)。で、鉄で出来たセーラー服を着た女の子が出てきたらどうなるだろう?と思ったのですが、衣裳合わせした時に佐津川さんはどのようなお気持ちでしたか?

佐津川 衝撃を受けましたが、メタルセーラー服はとっても可愛かったです。メタルセーラー服という名前があるんだ?と思いましたが(笑)。ただ、台本を読んだ時点では、正直ぜんぜん意味が分からなくて・・・

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井口監督 はい。ボク、だいたい 「意味わからん」 って言われます(笑)。

佐津川 普段は、何となくこういう感じかな?と思いながら台本を読むのですが、全然分からず、衣裳合わせで何となくこういう世界なんだなというのを掴めました。

井口監督 他の役者さんもそうだったと思います(笑)。ね?

古原 監督と相談しなかったら、多分成り立たなかったと思います(笑)。

― さて、本作は9月末にテキサスで行われた映画祭 “ファンタスティック・フェスト” で、監督賞を受賞されましたが、受賞をお聞きになった瞬間のお気持ちをお聞かせ下さい。

井口監督 実は、その映画祭から戻ってきた次の日に携帯の留守電に受賞のお知らせが入っていたのですが、コンペがあることを知らなかったので、最初は意味が分からなかったんです。でも、よく聞いたら監督賞を受賞したということで、本作が日本で賞を獲ることは中々難しいと思うので、本当に素晴らしいなと思いました。本作を海外で上映すると、ザボーガーが活躍するところをみながら 「ザボーガーッ!」 と叫んだりするんですよ。歌舞伎の 「●●屋~!」 みたいな感じで。なので、皆さまも、アメリカ気分で、「ザボーガーッ!」 と声を掛けてくれても、ボクはいいと思います(笑)。よかったら声を掛けてみて下さい。

MC 『電人ザボーガー』 が海外でも観られ、評判が良いことについてどのようなお気持ちですか?

古原 本当に嬉しいですね。色々な人に観て頂きたいですし、海外でもこのオモシロさを分かってくれるんだ!と思いました。自分の思っていないところで笑いが起こるらしく、観方が違うんだなと思いましたね。

井口監督 よく笑われました。古原くんがカッコ良くキメた瞬間に、爆笑が起こったり(笑)。

古原 僕の中ではものすごくカッコ良くやっているつもりなのですが、向こうの方からすると滑稽らしく・・・。

MC 板尾さんは?

板尾 海外の方にも観て頂けるとは、素晴らしいことだと思います。しかも井口さんが監督賞まで受賞され、テキサスで認められるなんて中々ないですよ。

井口監督 ありがとうございます! 

― ところで、今回はふたり一役ということで、20代の頃の板尾さんを古原さんが演じているわけですが、ここは似ているなぁというところはありますか?

板尾 そうですねぇ・・・世間知らずで、何も分かっていないところが似ているなと(笑)。

古原 す、すみません・・・。

板尾 いやいや(笑)。古原くんはね、純粋なんですよね。すごく熱くて、迷惑なところもあるんですけど(笑)、でもそれが可愛いんですよ。純粋で、一所懸命やるので可愛いくて、本当に弟みたいな感じがして・・・

古原 ホントですか?!アニキと呼ばせて下さいっ!!

板尾 ・・・・・・・・・・・・・・・うん。

MC (笑)。さて、ここでザボーガーにも、初日を迎え、ファンの皆さんに囲まれ、ふたりの大門と同じ舞台に立っている気持ちをぜひお聞かせ頂きたいと思います!

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板尾さんが通訳 「暑い」 と言ってます(笑)。

MC ジェスチャーが色々ありましたが、「暑い」 ですか?!

板尾 はい。「暑いし、タバコ吸いたい」 って(笑)。

― 最後に、井口監督と板尾さんから一言ずつメッセージをお願いします。

井口監督 本作は37年前の作品のリメイクですが、今の方に観て頂きたいなと思っています。本作では主人公が1回挫折をするのですが、もう1回立ち上がろうとする物語です。今年日本では色々なことが起こりましたが、この作品を観て 「今こそもう1回元気を取り戻して、みんなで頑張って行こうよ!」 という気持ちになって元気になって頂けたら幸いです。最後までごゆっくりご鑑賞下さい。

板尾 特撮ヒーローものリメイクの映画化は失敗することが多いと思いますが、『電人ザボーガー』 は成功したなと思っています。それは、ザボーガーが持っている何かなのだと思うのですが、そんな作品に出演させて頂き感激です。最後までみどころが詰まっていて、必ず感動が待っています。そして、エンディングで流れる 「おれの兄弟電人ザボーガー」 を野太い声で、ぜひ皆さんで大合唱して頂けたらと思います。

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板尾創路主演で贈る、壮大な特撮オペラ!
愛する者のため、世界を救うため、伝説のヒーロー、再起動!

『電人ザボーガー』

★2011年10月15日(土)新宿バルト9ほか 全国ロードショー!★

あきらめるな!立ち上がれ!

監督:井口昇
出演:板尾創路 古原靖久 山崎真実 宮下雄也 佐津川愛美 木下ほうか 渡辺裕之 竹中直人 柄本明
企画・原作:ピープロダクション

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©2011「電人ザボーガー」フィルム・パートナーズ

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