『八日目の蝉』 完成披露舞台挨拶で井上真央さん感動の涙!
2011年04月18日(月曜日)

  

いよいよ来週末4月29日(金・祝)に公開を控えた 『八日目の蝉』 完成披露試写会が、4月18日(月)に行われました。

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『八日目の蝉』は、2005年から読売新聞で連載開始、4月7日現在で累計130万部を突破した、直木賞作家・角田光代さんのベストセラー同名小説が原作。成島出監督がメガホンをとり、今までのイメージを覆す難役に挑む井上真央さんをはじめ、永作博美さん他多くの実力派俳優が共演する衝撃の問題作です。

完成披露舞台挨拶には、井上真央さん、永作博美さん、森口瑤子さん、成島出監督が登壇されました。

― まずは一言ずつご挨拶をお願いします。

成島監督 ようやくこの日を迎えることが出来、皆さんに観てもらえることを嬉しく思います。楽しんで行って下さい。

井上 (真央ちゃーん!の声を受け、照れながら)ありがとうございます。悩みに悩んだ役でもありますし、この作品に対する思い入れがとても強く、早く皆さんに観て頂いて、愛して頂けたらなと思っています。監督が最初に「この映画から生命力を感じたいんだ!」と熱く仰いました。哀しく、切ない物語ではあるのですが、最後に、一筋の光と希望と生命力を皆さんに感じて頂けたら嬉しいと思っています。

永作 私としては、非常に難役を頂いたなと思い、大変緊張して入った作品ですが、役と共に必死で走り抜いたような、そんな作品でした。

森口 この作品には、すごくパワーがあります。どうぞ、私たち出演者の誰にでも良いので感情移入して頂いて、じっくりと映画の世界にはまっちゃって下さい。きっと帰られる頃に、何か生きる力のようなものを得て頂けるのではないかなと思っています。

― 監督は、撮影場所となった小豆島での先行上映に先日行かれたそうですが、いかがでしたか?

成島監督 2日間で3,000名以上の方が来て下さって、お世話になった方々にもお越し頂き、嬉しかったです。小豆島で生まれ育った方々も「自分たちの島がこんなに綺麗だとは知らなかった」と改めて気付いて下さって、そのことがすごく嬉しかったです。

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― いつもは笑顔の役柄が多い井上さんですが、今回の役を演じる決め手となったのは?

井上 作品に惹かれたことと、チャレンジしてみたい役だなと思いやらせて頂いたのですが、こんなに悩み、壁にぶつかるとは思っていませんでした。でも、自分自身のためになりましたし、声を掛けて下さって良かったなと思っています。

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― 撮影で一緒になることはなかったそうですが、永作さんはこっそりと井上さんの撮影を見に行かれたとか?井上さんはご存知でしたか?

井上 その時は知らず、後から「実は・・」と聞きました。全然気付かなかったです。

永作 小豆島でのシーンだったのですが、井上さんも大変なシーンが多かったので、あまりご迷惑をかけてはいけないと思い、「遠くから見ていますので、私が来ていることは誰も言わないで下さい。」と言っていたところ、監督にも内緒にされていたみたいで、本当に誰にも気付かれずにいました。それもちょっと寂しかったですが(笑)。井上さんの役は恵利菜という名前で、私はその子を薫と呼んで育てていたので、「あぁ、薫こんなに大きくなったんだな」と、井上さんをみながら軽く涙ぐんでしまったりして、不思議な時間でした。

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MC そう聞いて、井上さんはいかがですか?

井上 「声をかけて下さったら・・」と思っていたのですが、「ああ、希和子さんは、こうやって恵利菜の成長を影から見ていたのかもしれない」と思ったら、一瞬ゾクッとしました。

― 永作さんは、赤ん坊と4歳の女の子と共演するシーンが多く、ご苦労されたのではないでしょうか?

永作 そうですね。やはり赤ちゃんはずっと泣いていますし、台本には「ここでニコッと笑う。笑顔になる」と書いてありますが、まったくそのようにはいかなかったので、中々難しいところでした。しかし、それが初日ではっきりと分ったので、私も含め全スタッフが 「書いてあるようには、思うようにはならない」 と改めて覚悟しました。結果、赤ちゃんの方に合わせたり、4歳の子の方に多少合わせたりすることで、逆に、お話とはもうひとつ違うドキュメンタリーのような迫力が出たところもあったのかも・・と、試写をみて思いましたので、そのあたりも観て頂けたらと思います。薫役の子は、それまでお芝居をしたことのない女の子だったので、たくさんイヤだと言いながらも何とか頑張ってくれたので、愛でてあげて下さい。

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MC 映画の中で歌われる「お星様の歌」は、実際に永作さんが?

永作 はい。当日歌わせてもらいましたが、とても緊張しました。台本をみて、「そうか」と思いましたが、お星様の歌ってたくさんあるんですね。その後、森口さんも歌われますが、そこもまた心に来る、色々と考えさせられるシーンでした。

― 森口さんも、お子さんを相手にご苦労された点などありましたか?

森口 本番前のリハーサルで少しだけ本気で演技をしてしまったところ、薫役のこのみちゃんからものすごく怖がられてしまいまして、私の顔をみると5メートルくらい離れていてもダーッと逃げられてしまい、本番で近くに寄ってもらうことが大変だったのが思い出です(笑)。でも、すごく一生懸命やってくれて、最終的に素敵なシーンがたくさん撮れたので、彼女の頑張りは凄かったですね。

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そして、ここでもう一方ゲストが!昨年10月から活動を休止されており、本作の主題歌「Dear」が復帰第1作となる中島美嘉さんの登場です!!

「美嘉ちゃーん!!」の大声援で迎えられる中、着うたウィークリーランキング(3/30~4/5)で1位を獲得し、大ヒット中の映画主題歌「Dear」を熱唱して下さいました。

歌い終わった中島さんに、客席からは「復帰おめでとー!」の声が掛けられ、中島さんも笑顔で応えます。


― 目の前でお聞きになって、いかがでしたか?

井上 あの・・色々思い出しちゃって・・・(泣)。映画とリンクして色々な感情を歌って頂いたので、すごく嬉しいですし、こうして近くで聞けて感動しました。すみません。皆さんより先に泣いてしまって。映画の最後に流れるので、皆さん浸って下さい。

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永作 ありがとうございました。生で聞けて、本当に感動しました。

森口 幸せでした。皆さん、映画の最後も楽しみにしていて下さい。

― 中島さんがこの曲に込めた思いをお聞かせ下さい。

中島 大きな愛をテーマにしているので、恋人だろうが、家族愛だろうが、どんな形の愛でもあてはまるのですが、今回は映画のお話を頂いてから作った曲なので、映画と一緒に聞いて頂いて、映画と楽しんで頂くのが、この曲に一番合っているのかなと思っています。

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さて、この日のMCは映画コメンテーターのLiLiCoさん。若干緊張気味だったLiLiCoさんですが、「皆さんの演技が素晴しいし、みんなに少しずつ共感してしまう。そして最後には希望の光も見え、観終わった後に腰を抜かしてしまったような感じで、しばらく席を立てませんでした。2時間27分という上映時間を感じさせないんですね。ご覧頂いた後、皆さんにもきっとこの気持ちが分かって頂けると思います!」と、力強く感想を語っていらっしゃいました。

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― では、最後に成島監督から一言ご挨拶をお願いします。

成島監督 素晴しい原作との出会いがあって、この映画が出来上がりました。この映画は暗い部分もありますし、哀しい物語ではありますが、闇の向こうの希望に繋がる映画にしたいと伝えたところ、その意図を皆さん理解して下さって、苦しいながらも暗闇の中から光に向かって力を合わせ、走り抜くことが出来ました。僕は、映画の力というものをすごく信じていますし、多くの方に希望の光である『八日目の蝉』が届いてくれたらなと思っています。

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『八日目の蝉』

★2011年4月29日(金・祝) 全国ロードショー!★

優しかったお母さんは
私を誘拐した人でした

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出 演 : 井上真央 永作博美 小池栄子 森口瑶子 劇団ひとり 田中泯 田中哲司 風吹ジュン
原 作 : 角田光代「八日目の蝉」(中央公論新社刊)
監 督 : 成島出
脚 本 : 奥寺佐渡子
製 作 : 日活㈱
配 給 : 松竹㈱


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