イベントレポート

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多部未華子・三浦春馬が涙 『君に届け』 初日舞台挨拶
2010年09月25日(土曜日)

既刊11巻で累計1,400万部を突破し、まさに「今一番売れている少女マンガ」 として老若男女問わず圧倒的な支持を得る原作の実写映画化 『君に届け』 が、9月25日(土)ついに初日を迎えました!

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映画化してほしいマンガとして常に上位にランクインしてきた『君に届け』。原作ファンを含む多くのお客様が見守る中、多部未華子さん、三浦春馬さん、蓮佛美沙子さん、桐谷美玲さん、夏菜さん、青山ハルさん、そして熊澤尚人監督が登壇され、初日舞台挨拶が行われました。

― まずは監督から一言ご挨拶と、脚本も担当されましたが、原作から脚本にするにあたり気を遣った点や拘った点などをお話頂けますか?

熊澤監督 初日にこんなにたくさん集まって頂き、本当にありがとうございます。ものすごい人気の大ヒット原作で、すごくプレッシャーを感じましたが、ときめき感や幸せな空気感がすごく詰まっている原作だったので、それを大切に映画化しました。今日ここに登壇している俳優陣の皆さんがすごく頑張ってくれて、とても良い形に映画化できたと思います。

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― 本当に幅広い層に受け入れられている『君に届け』ですが、多部さんは、演じられてみてその世界観や魅力など、改めてどのように感じましたか?

多部 こんなにたくさんの方に集まって頂いて、心の底から嬉しく思います。ありがとうございました。本当に幅広い世代、男女問わず愛される作品だなと改めて思いました。初恋やささいな初めてがたくさん詰まっていて、それは誰もが共感するところであり、もどかしいところでもあり、キュンとするところであり、本当にたくさんの魅力が存分に詰まった作品だなと、心の底から自分が演じてみて思いました。

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― 三浦さん、エンディングは素敵なシーンで終わりましたね。意味のあるシーンだったとも思うのですが、もしも映画の続編が・・という話があったら、どのようなお話になると思いますか?

三浦 今日無事に皆さんのもとに 『君に届け』 が届けられたことをすごく嬉しく思っています。続編ですか?!え~・・付き合っているところから始まって、ちょっとリアルな話になるかもしれないですが、高校を卒業して、大学へ行くか?就職するか?東京に行くか?ということになり、たぶん爽子ちゃんは 「私のことなんか考えないでいいから、夢を追いかけて!」とか言って・・きっと、そんなドキドキするような話になると思います。

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MC その物語を語っている時の遠くをみつめる目、素敵でした。

― さて、蓮佛さんは千鶴のように恋愛は応援しがちな方ですか?それとも応援されがちですか?

蓮佛 私は、原作を読んだ時から千鶴が大好きで、どうしてもこの役をやりたいと思っていたので、現場でお芝居出来ることが本当に楽しかったです。今ここに立っている私の雰囲気と、スクリーンに映っている私は全然イメージが違う役だったのですが、そこは千鶴に対する愛を千鶴を演じることで返していけたらいいなと思って頑張りました。自身の恋愛に関しては、応援してばかりですね。友達の恋愛話を聞くのが大好きなので、劇中に爽子とやのちんと3人で話すシーンは、お芝居していてもグッときてしまいました。

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― 桐谷さんは、足利の撮影現場まで毎回通っていかれたと聞いていますが、何か思い出はありますか?

桐谷 私は原作が大好きで、今ここに胡桃として立てていることが本当に嬉しいです。すごくすごく素敵な作品なので、こんなにたくさんの方に観て頂けたということがすごく良かったなと思っています。撮影現場までの移動時間は2時間以上あって、通うのは大変でしたが、「現場に入れば私の大好きな『君に届け』メンバーがいる。風早がいる。爽子がいる。みんないるんだ!」 と思うと、早く行きたくて仕方なくて、現場に入ることが楽しみでした。

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-― 続いて、夏菜さんお願いします。

夏菜 劇中では、エクステをつけて髪の毛を巻き、かなり濃いメイクをしていました。今日はこんなにたくさんの方が来て下さり、感極まって言葉に詰まってしまうかもしれませんが、少しでも想いを伝えられたらと思っています。

MC 想いを届ける側ですが、今は観客の皆さんからの想いを受け止めている感じですものね?

夏菜 映画を観て頂いてから、皆さんのお顔を見るということが初めてなので、皆さんがどのような顔をしているのかと思ってすごく楽しみにして今日来ました。本当に嬉しく思います。

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― 青山さんはオーディションを受けた結果、プロデューサー一押しで真田龍役に決まったと伺っておりますが、決まった瞬間はどのような思いでしたか?

青山 個人的な話ですが、今日が初めての初日舞台挨拶なんです。『君に届け』という作品は、僕にとって初めてなことがたくさんあった現場で、たくさんの人に支えられながらここに今立てていることが、すごく幸せです。ありがとうございました。オーディションに受かった時は、すごく嬉しかったです。オーディションがあった当時、正直精神的に追い詰められていて、視野も狭くなっていました。で、原作を読んだ時に、ちょっとでも役に近づけるような気がしたんです。なので、もしこの役が取れなかったら(役者を)辞めなくちゃ・・と思うくらい真剣に・・いつもオーディション受ける時は真剣なんですけど(笑)、振り返ると、いつも以上に切羽詰ったところが出ていたオーディションだったと思います。

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さて、映画『君に届け』では、一般の皆様から「届けたい想い」を募集して、キャストのみんなで応援していこうという企画 “届け、想い” キャンペーンを実施中ですが、全国から寄せられた想いは、なんと24,000通を超えました!

そして、初日のこの日は、映画 『君に届け』 をこれまで引っ張ってきた多部さんと三浦さん宛てに、それぞれある方々から 「想い」が届けられました。

まず、三浦春馬さんに届けられたのは、一緒に映画を作ってきたスタッフからの熱い想い。目頭を熱くしながら、三浦さんご自身で手紙を朗読されました。

(スタッフからの手紙)
ついに全国の皆さんに『君に届け』を観て頂ける日がやってきました。まずは、初日おめでとうございます。そして、3ヶ月に渡るプロモーション、お疲れ様でした。クランクイン前、超人気作品の超人気キャラクター風早を演じるにあたり、「僕にこんな爽やかな役、できるのかな?」という大きなプレッシャーの中、闘っていた春馬。でも、大丈夫。現場での春馬は、誰よりも風早くんでした。決して、みんなの中心にいることが得意ではないのに、風早くんのように誰よりも現場を盛り上げてくれたから、『君に届け』が完成したと、スタッフのみんながそう思っています。そして、クランクアップしてからは、多部ちゃんと一緒に連日プロモーションのために頑張ってくれましたね。スケジュールがタイトだったり、体調がすぐれない日もありました。この作品に対して誰よりも熱い想いを持っているのに、うまく自分の想いを伝えられず、悩み、落ち込んでいた時もありました。でも、どんな時も風早のような笑顔で、取材や収録に応じ、この作品を引っ張ってくれましたね。今日までの春馬の頑張りは、絶対日本中に届くはずです。目の前を見て下さい。

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今、目の前にいらっしゃる皆さんは、今日までの春馬の想いが届き、今か今かと待っていて下さった皆さんです。春馬にとって、すごく幸せな光景ですね。最後に、私達スタッフが春馬に伝えたい想いを言わせて下さい。春馬、クランクインしてから5ヶ月、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとう。春馬の熱い熱い想い、キャスト・スタッフの想い、もっともっと日本中に届け!

MC 三浦さん、いかがでしたか?

三浦 (涙をこらえつつ)すごく想いの詰まった言葉でしたし、みてくれている人たちへの感謝の気持ちを忘れずに、これからも頑張っていきたいなと思います。

MC 振り返ると、やはり目頭は熱くなりますよね?

三浦 ・・・。(堪えていた涙が溢れ出し、言葉にならない三浦さん)

お客様達 頑張って、春馬~!お疲れ様~!!(大きく温かな拍手)

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続いて、多部未華子さんには、原作者の椎名先生からの「想い」が届けられました。

(椎名先生からの手紙)
未華子ちゃん、学校の勉強と並行しての撮影や全国各地で朝から晩までの長いプロモーション、お疲れ様です。札幌では、会えて本当に幸せでした。「映画関係のことももう少しで終わってしまう」と言い、大きな目からポロポロ涙をこぼしつつ、でも真っ直ぐにこちらを見てくれた未華子ちゃんが今でも頭から離れません。そして、こんな素敵な女性だからこそ、胸に響く素敵な爽子を演じられるのだろうと思いました。未華子ちゃんは、まるで赤ちゃんのような表情をするんですよね。そして、それは爽子を描く上で私が根底においている部分だったので、ビックリしたり、感動したり、未華子ちゃんの爽子が私に色んな感動を届けてくれました。多部未華子さんというとっても素敵な女優さんに爽子というキャラクターを通じて出会えたことを心から嬉しく思います。未華子ちゃんの爽子は最高です。爽子が未華子ちゃんで良かった。ありがとう。椎名軽穂。

MC 多部さん、いかがですか?

多部 (多部さんも感激の涙を流しつつ)椎名先生に初めてお会いした時、「ありがとう」という一言しか言えませんでした。それは色んな想いがありすぎて、なかなか伝えることが出来なかったのですが、私が今ここにこうしていることや、こんなにたくさんの方が観て下さることや、原作ファンの方がこんなにたくさんいらっしゃることは、全部椎名先生から始まっていることなので、椎名先生が「君に届け」という作品を書いて下さったことや、私を爽子としてキャスティングして下さったことなど全てのことに感謝しています。本当にありがとうございました。


さらに、蓮佛さん、桐谷さん、夏菜さん、青山さんには、椎名先生から似顔絵の直筆色紙がサプライズで届き、皆さん思わず歓声をあげて驚かれていました。

MC 色紙をご覧になって、いかがですか?

蓮佛 うれしいです!本当に今ビックリしています。この千鶴ちゃんはサンタさんの帽子を被っているんですけれども、劇中でカットされてしまったのですが、サンタさんの帽子を被って告白しにいくシーンがあったんですよ、本当は。そのシーンがすごく好きだったので、嬉しいです。

桐谷 すーっごいビックリです!どうしよぉ。宝物にします!本当に嬉しいです!!

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夏菜 こんなに美しく描いて下さって、本当に感極まって言葉にできないです。ありがとうございます!

青山 終了会見の時に多部さんと春馬くんがもらっていて、その時ものっすごい羨ましいなと思ったので、椎名先生の担当の方に冗談で「ボクのもお願いできないですか?」って話したのですが、まさか本当にこういうふうになると思っていなかったので、すごく嬉しいです!!

― では、最後に三浦さん、多部さんからもう一言ずつメッセージをお願いします

三浦 原作の「君に届け」という漫画がすごく良い作品ですし、思いやりに溢れているような作品なので、スタッフもキャストも、全ての人が思いやりに溢れている現場でもありました。思いやりの塊みたいな映画なので、ぜひ皆さんに観て頂いて、思いやりの気持ちを育てて欲しいなと思います。観てください!

多部 この作品が映画化されると決まった時から今日まで、原作ファンの方、そしてもちろんキャストもスタッフの本当に色んな想いがあって、やっと今日を迎えられたことを心から嬉しく思っています。たくさんの愛に溢れた映画だと思い
ますし、たくさんの方に観て頂いて幸せな気持ちになってほしいとキャスト・スタッフ一同心の底から思っています。今日は、本当に本当にありがとうございました。


簡単になんて 伝えられない。
本当に本当に 大切な気持ちだから。

『君に届け』
★全国にて大ヒット上映中!★

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原作コミック1100万部突破!
ファン待望の国民的ラブストーリー!

出 演 : 多部未華子 三浦春馬
     蓮佛美沙子 桐谷美玲 夏菜 青山ハル 金井勇太 富田靖子 ARATA 勝村政信
監 督 : 熊澤尚人
脚 本 : 根津理香 熊澤尚人
原 作 : 椎名軽穂(集英社/別冊マーガレット連載)
企画製作:日本テレビ放送網
制作プロダクション:日活撮影所・ジャンゴフィルム
配 給 : 東宝

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