イベントレポート

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間もなく公開!『レスラー』 公開直前イベント開催!!
2009年06月10日(水曜日)

不器用な中年レスラーの生き様が世界中で感動を呼び、数々の栄冠に輝いたヒューマンドラマ 『レスラー』 が、今週末6月13日(土)よりいよいよ公開となります。

かつての栄光、そして孤独、挫折を経験し、再び感動の復活を遂げる本作の主人公の崖っぷち人生にちなみ、公開直前の6月10日、そんな生き様に共感できるというお2人のゲストが駆けつけて下さいました。

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『レスラー』 は、2008年度ベネチア国際映画祭グランプリ獲得を皮切りに、全世界で54の映画賞を受賞。うち主演男優賞は22冠という栄冠に輝き、主演のミッキー・ロークが、本作で感動の完全復活を果たしたことも話題のひとつです。

ミッキー・ローク演じる主人公ランディは、崖っぷちの人生から這い上がり、“自分が最も輝ける場所” を探します。「生き場所」と「死に場所」の交差点へダイブしていく彼のギリギリの生き様は、哀しく、美しい。そして、そんな主人公を人生のどん底をなめた男ミッキー・ロークが全身全霊をこめて演じているからこそ、私達は熱く胸を打たれ、感動の涙を流さずにはいられないのです。

そんな崖っぷちの人生を歩む主人公の姿に自らの姿を重ね、リアルに感動したという、“崖っぷちから復活を遂げた女優” 加護亜依さんと、“今まさに崖っぷち真っ只中の芸人” ムーディ勝山さんにお越し頂きました。

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◆来日中?のミッキー・ロークに会いに来たのは・・こちらのおふたり


― ゲストにお呼びして崖っぷちというのも失礼なのですが・・・。まずは本作の感想をお願いします。

加護 ミッキー・ロークさんの演技がものすごく格好良くて、ずっとみとれてしまいました。人生には色んな選択肢があるのに、プロレスラーであることを貫く不器用な生き様が、すごく格好イイと思いました。

ムーディ勝山 皆さん、お久しぶりです。
ミッキー・ロークさん演じるプロレスラーは一時期 “時の人” で、それから “崖っぷち” となるわけですが、今まさに崖っぷちの私です(笑)。皆さん覚えていらっしゃるか分かりませんが、ボクも2~3年前にちょっとだけテレビに出させて頂き、着うた200万件ダウンロードとか、紅白に出場したりと華々しい時期もありました。しかし、今はこういう状態で、主人公とかぶるような気持ちで本当に熱いものを感じながらみました。

― まさに人生の荒波を経験されたおふたりですが、加護さんもランディの姿とシンクロする部分はありましたか?

加護 やはり、一度華やかな世界にいたというところと、レスラーというひとつのことしか出来ないという部分です。私も芸能界を諦めて違う道を探していましたが、結局やはり芸能界という場所に惹かれてしまう。色んな選択肢があるのに、ココを選んでしまう・・という気持ちに、すごく共感できました。そういう人って、きっと世の中にいっぱいいると思います。この映画をみて改めて、自分が今選んだ芸能界という道は、すごく素敵だなと思いました。

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MC 加護さんの思う芸能界の魅力とは?

加護 見られる立場で発信する。それを見て下さるお客様がいる。その発信していくという場所が、自分にとってすごく気持ちの良い場所なので、魅力的だと思います。


― ムーディーさんは、ミッキー・ローク演じるランディの生き様はいかがでしたか?

ムーディ 久々にエンドロールまですんなりみられるほど、すごく感銘をうけました。ボクは先輩方に “右肩下がり” と言われるくらい最近は仕事が減っているのですが、近頃は “両肩脱臼” とまで言われるほどです・・。なので、ランディの崖っぷちさは本当に共感出来ますし、彼が熱く自分の行き方を表現する姿は本当に良かったです。

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― 加護さんは、女優としても活躍されていますが、ミッキー・ロークの相手役を演じられたマリサ・トメイさんの演技は、同じ女優さんとしてどのようにうつりましたか?

加護 彼女は主役ばかりではありませんが、たくさんの色んな作品に出演し、色んな役を演じ続けている、すごく美しくて格好良い女優さんです。今回のシングルマザーでストリッパーという役柄も、とってもキレイで、きっと色んな訓練をされたんだと思います。同じ女性として、憧れの存在です。

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ここで、“崖っぷち” というテーマにちなみ、おふたりの崖っぷちエピソードが披露されたのですが、加護さんは、なんと生まれた時に心臓に穴が空いていて、16分間も心臓が止まったのだとか!「“ピー”って鳴って一回死んで、生き返ったんです♪」 という仰天エピソードを明るく語る加護さん。対するムーディさんは、「同棲している彼女に朝起こしてもらっても仕事がなく、実は公園で鳩と戯れて過ごす日々もありました。まさにリストラされたサラリーマンのような恐ろしい状態でした」 と切実なエピソードを告白!!

また、“かつての仲間や後輩が桧舞台で活躍し、それをランディが影から見つめるというシーン” については、おふたりとも口を揃えて 「メッチャクチャわかる!!」 と、まさに人生の崖っぷちを体験された者同士、特に気持ちを分かり合っていらっしゃいました。
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― 最後に、本作をこれからご覧になる方へメッセージをお願いします。

加護 崖っぷち人生を歩まれている方はたくさんいると思いますが、その方々は共感できると思いますので、ぜひご覧頂きたいです。それから、自分の生き甲斐、自分の人生に悩んでいる方にご覧頂ければ、きっと強く生きていけるような、そんな作品です。

ムーディ ほとんどが名シーンだったと思えるくらい本当に素晴らしい映画で、飾った言葉では語りたくないほど良い作品です。

ということで、最後はムーディさんの十八番、ムード歌謡曲にのせて “崖っぷちの歌” をご披露頂きました!

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♪チャラチャッチッチャラッチャ~・・・・
着うた、着うた、メチャクチャ儲かった~
今は~、その貯金をきりくずしてるぅ~
小島(よしお)がやーってきた~
渡辺直美もやーってきた~
ふいにやってきた~、エンタもはずされた~
世間は、ボクを左へ受け流すぅ~♪


皆さま、『レスラー』 は左へ受け流すことなく、ミッキー・ローク演じるランディの熱い生き様をみに、ぜひ劇場へ足をお運び下さい!

『レスラー』

★6月13日(土)より、シネマライズ、TOHOシネマズ シャンテ、シネ・リーブル池袋ほか
全国ロードショー!★

人生は過酷である、ゆえに美しい。

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(c)Niko Tavernise for all Wrestler photo


監督 : ダーレン・アロノフスキー
キャスト : ミッキー・ローク マリサ・トメイ エヴァン・レイチェル・ウッド
配給 : 日活

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