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東京国際映画祭レポート①
2007年10月30日(火曜日)

10月25日(木)、第20回東京国際映画祭におきまして『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』("日本映画・ある視点"部門正式出品)が公開され、市原隼人さん、関めぐみさん、浅利陽介さん、北村拓司監督、そして謎のチェーンソー男さんによる舞台挨拶が行われました。

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司会 この作品はチェーンソーを持った怪人が出現するという不条理かつファンタジー的な要素を、ワイヤーアクションとCGを組み合わせ、パワフルでスピーディーな映像で表現しています。『デスノート』を製作したデジタルフロンティアがCGを担当しているのも注目のひとつです。それでは皆さん一言ずつお願いいたします。

市原 今日は来ていただいてありがとうございます。山本陽介役を演じました市原隼人です。今回チェーンソー男が出てきますが、その出現がどんな意味を持っているか、そしてそれがいつわかるかが鍵です。音楽もとてもいい感じなので楽しめると思います。

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 雪崎絵理役を演じさせていただきました関めぐみです。やっと、皆さんにこの映画を観ていただく日が来たんだなぁ、とすごくうれしいです。私自身とてもがんばった作品です。どうか最後まで楽しんでご鑑賞下さい。

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浅利 浅利陽介です。渡辺役をやらせていただきました。あまり劇中の話はしたくないのですがひとつ聞いて下さい。作品の中で渡辺が作ったという歌が流れますが、それを歌っているのは僕です!それに注目して下さい(笑)。チェーンソー男が何たるかを考えながら楽しんでいただければうれしいです。

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監督 今日はありがとうございます。撮影はたいへんでした。とにかく寒くて、氷点下になるような中で水に入ってもらったり、ナイターが多くて連日朝までかかったり、そんな過酷な撮影にキャスト・スタッフともにがんばってくれました。そのかいあって、クォリティの高い娯楽映画に仕上がっていると思います。

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司会 チェーンソー男さんはいかがでしたか?

チェーンソー男 ・・・・・。(チェーンソーを構えたまま無言)

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司会 しゃべらないのが信条だそうでコメントはなしです(笑)。

司会 さて、この作品のここだけは!という見どころをご紹介下さい。

市原 アクションです!ワイヤーで10メートル以上の高さで吊られたりとか(実際は30メートルだったそうです)。CGもすごいです。とにかくアクションがすごいです!!!

 私はアクション、がんばりました。本当にこれほど跳んだことはないというくらい跳びました。立ち回りなども勉強になりましたしこれからもやってみたいと思いました。

浅利 僕にはアクションもCGもいっさいなかった(笑)ですが、作品においてスパイスになれたらいいなと思いました。ここぞといった派手な出番はないのですが、市原君や三浦君との青春を演じるシーンが好きなのでそれを観てもらいたいです。

司会 監督にお伺いします。この作品は今回がワールド・プレミアになります。そして監督の長編第一作ということですが、今のお気持ちと皆さんにどういう風に観てもらいたいかをお聞かせ下さい。

監督 初めての長編なので今とても緊張していますしとてもうれしく思っています。先ほど娯楽映画と申し上げましたが、実はテーマは真逆のところに隠れています。そのテーマが何なのかを考えながら観ていただければ楽しめると思いますし、その答えらしきものがわかればこのチェーンソー男が何だろうという答えにもつながっていくと思います。

司会 ありがとうございました。それではダメもとで、最後にチェーンソー男さんにひとこといただきましょうか?

チェーンソー男 ・・・・・。(無言を貫く)

司会 はい、答えはこのチェーンソーにある、ということですね!本日はありがとうございました。

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『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』
2008年1月中旬よりシネ・リーブル池袋、新宿ジョイシネマ、渋谷Q-AXシネマほか全国ロードショー
監督:北村拓司
出演:市原隼人 関めぐみ 浅利陽介 三浦春馬 ほか
脚本:小林弘利
原作:滝本竜彦「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」(角川書店刊) 
    ※第5回角川学園小説大賞特別賞受賞作品


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