鈴木清順生誕100周年記念シリーズ

終戦直後の混乱を逞しく生きる女たちの性と生、そして人間の本能を深く描きつくした田村泰次郎の傑作小説を宍戸錠、野川由美子ら主演で実写化。鈴木清順監督による見る者の度肝を抜く色彩演出も必見。

●オリジナル劇場予告篇（※予定。予告編原版の無い作品は収録されません。）
●フォトギャラリー収録
※仕様や特典は予定となります。予告なく変更する場合がございます。

生い茂る夏草と瓦礫の山。闇市から流れるレコードの「リンゴの唄」。空に翻る星条旗。敗戦直後の東京で、10円のふかしイモを盗んで地回りに捕まったところを関東小政ことおせん（河西都子）に救われた天涯孤独の少女・マヤ（野川由美子）は、おせんの売春グループに仲間入りすることを決めた。夜の女「ボルネオ・マヤ」へと生まれ変わったマヤは、3人の仲間たちと共に売春を繰り返し、数多くの男と寝ることで次第にどぎついメス犬へと変わっていく。そんなある日、進駐軍の兵隊を半殺しにし自らも手傷を追った男・新太郎（宍戸錠）がマヤたちの暮らす廃墟ビルに逃げ込んでくる。新太郎の男臭い色気によって、マヤたちのグループの関係性も次第に変わっていく…。