日活110年記念 ブルーレイ&DVDシリーズ 20セレクション

月は上りぬ[4Kデジタル復元版 Blu-ray]
ブルーレイ
つきはのぼりぬよんけーでじたるふくげんばんぶるーれい

第74回カンヌ国際映画祭クラシック部門(カンヌ・クラシックス)に選出(日活初)!大女優田中絹代が手掛けた第2回監督作品。巨匠・小津安二郎の共同脚本、三姉妹の恋模様を女性ならではの視点で流麗に描いた名作。4Kデジタル復元版・初ブルーレイ化!

【特典】

●ピクチャーディスク仕様
●『月は上りぬ』4Kデジタル復元ビフォーアフター
●修復レポート

※デザイン・特典及び仕様はすべて予定です。発売時には予告無く変更になっていることがあります。ご了承ください。

【4Kデジタル復元版について】
日活株式会社が所蔵する35㎜マスターポジを素材として、2021年にデジタル復元を行ったもの。
復元:日活株式会社 国際交流基金
デジタル修復:株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス  
 

実業家の浅井茂吉は妻に先立たれ、疎開で東京を離れて住みついた奈良で、未亡人の千鶴、未婚の綾子、節子の三姉妹と和やかな日々を過ごしていた。千鶴の亡夫の弟・安井昌二は失職して寺に間借りをしていたが、節子は昌二を愛していた。昌二の旧友で電気技師の雨宮と、大阪で教授をしている千鶴の亡夫の旧友・高須が訪ねて来る。節子は雨宮が綾子の少女時代のことをよく覚えているのを知り、綾子に愛情を抱いているのではないかと感じた。綾子が見合いした男への反発を感じたこともあり、二人を結びつけようとした。偽りの電話で二人を呼び出して、月の出の公園で会わせたりするのだった。節子は月光の下で囁き合うロマンティックな二人の甘いラブ・シーンを想像するのだった…。現実の二人はそう簡単には行かず、節子の仕掛けたからくりがばれてしまったり、想像ほどに甘くはなかったものの、二人の心は次第に清らかな月の光に解きほぐされるように愛情を抱き合うようになり進展していった。帰京した雨宮と綾子は、謎めいた数字ばかりの電報をやり取りしていた。「三七五五」そして「六六六」。節子も安井も頭をひねってこの数字の謎を考えたが、皆目見当がつかない。やがてあることからこの謎の意味が解明された。その謎は、万葉集の恋歌に秘密が隠されていた…。

1955 日活株式会社