日活110年記念 ブルーレイ&DVDシリーズ 20セレクション

若い東京の屋根の下
DVD
わかいとうきょうのやねのした

吉永小百合・浜田光夫の純愛コンビによる青春超大作!永遠の「定番」ラブロマンス。原作は源氏鶏太。監督は名匠・斎藤武市。日活110周年を記念して初のDVD化!

【特典】
●予告編
●ピクチャーディスク仕様
※デザイン・特典及び仕様はすべて予定です。発売時には予告無く変更になっていることがあります。ご了承ください。

桑野蕗子は十九歳のOL、品川は鈴木硝子工場の会計係だ。停年を控えた父の謙太郎と母、高校生の弟との四人暮しである。兄の太郎は重役の娘達枝と結婚し山の手の邸宅にすみ、次郎は姉さん女房の夏子と共稼ぎのアパート暮しだ。もう一人の兄・三郎は三年前に槍ヶ岳で遭難していた。姉の律子は薬局の利男と結婚して娘もいるが姑とのいざこざが絶えない。ある日、両親の生活費について相談をして貰おうと蕗子は兄や姉たちの家を訪ねて廻った。姉の家に行く途中で、危うくリアカーをひいていたニキビ面の若者と正面衝突しそうになった。家に帰ってみると驚いたことに、さっきのニキビ面がちゃっかりと荷物を運びこんでいた。「やあ、さっきはどうも。不思議なゴエンですな。」次郎の後輩の大学生の三上良平だった。その日から良平が下宿するようになって、桑野家は急に賑かになった。蕗子はなぜか良平の顔を見ると気が乱されて、「新しい下宿を探して早く出て行ってください」とプンプンした態度になってしまうのだった。父親の誕生日には太郎を除いて全員が集った。子供たちで両親の生活費を捻出することを決め、蕗子が月末に集金に廻ると宣言した。蕗子が同窓の幸吉たちと恩師を見舞った日、良平と幸吉の間に、蕗子争奪の紳士協定が彼女の如らぬ間に結ばれた。良平の顔を見るといつも、プンプンしていた蕗子の心にも微妙な変化が起りつつあった…。

1963 日活株式会社