「小林旭 デビュー65周年」記念シリーズ 初DVD化 特選10作品(HDリマスター)
美しい庵主さん
DVD
うつくしいあんじゅさん
二人の都会の男女学生が、浮世離れた尼寺を訪れ大学に通う美しい尼さんとの友情を通じて青春の尊さを知るという諷刺篇。
【映像特典】(予定)
・オリジナル劇場予告篇(予告篇原版の無い作品は収録されません)
・フォトギャラリー
【特典仕様】
・ピクチャーディスク

*デザイン・特典および仕様はすべて予定です。発売時には予告無く変更になっていることがあります。また特典と仕様は各作品ごとに異なります。ご了承ください。
*原版フィルムに起因するお見苦しい部分、お聞き苦しい部分がありますことをご了承ください。
*表現において今日では不適切と思われる部分がございますが、製作者の意図を尊重し、当時上映された内容のままで収録しております。
こんもりと生い茂る杉林の奥にひっそりと古びた尼寺「明秀庵」が建っている。木魚の音がのんびり響くこの寺に、庵主昌光尼の姪御の悦子が慌ただしく駆け込んできた。東京からやってきた悦子はロッカビリー風のお転婆娘で、彼女が同じ大学のボーイフレンド昭夫と一緒だったことに昌光尼たちはびっくり仰天。昭夫はアルバイトにバーのバーテンをやっていたが、そこのマダムとの浮気が悦子の逆鱗にふれ、頭を冷やすためと卒論を書くためとで、強引に引っぱって来られたのである。お風呂を焚いてくれた若い尼さん、昌妙尼の美しさに昭夫はショックを受けた。昌妙尼は次代の庵主候補で、目下県立大学へ通学中である。卒論書きの合間に、昭夫は彼女に英語を教えたりして親しくなった。悦子が行きがかり上受けたお見合で出掛けた日、駅の改札係と称する図体のでかい男が昌妙尼のところに愛の告白にやって来た。昭夫がおっかなびっくり応対してなんとか説得して返す。その夜、昌妙尼と語り合った昭夫は彼女が灰色の青春の中でいかに清く、まじめに生き抜こうとしているかを知り、思わず彼女を強く抱き寄せてしまった。だが昌妙尼の清らかさが昭夫の心に辛うじて自制を取戻させた。泣きながら駈け去る昌妙尼と入れ違いに、悦子が帰って来た…。
1958 日活株式会社