「小林旭 デビュー65周年」記念シリーズ 初DVD化 特選10作品(HDリマスター)
東京の孤独
DVD
とうきょうのこどく
プロ野球に飛び込んだ二人の新人が新人王と恋を賭け意地と闘魂を描く青春劇場篇。才匠・井上梅次監督作品。
【映像特典】(予定)
・オリジナル劇場予告篇(予告篇原版の無い作品は収録されません)
・フォトギャラリー
【特典仕様】
・ピクチャーディスク

*デザイン・特典および仕様はすべて予定です。発売時には予告無く変更になっていることがあります。また特典と仕様は各作品ごとに異なります。ご了承ください。
*原版フィルムに起因するお見苦しい部分、お聞き苦しい部分がありますことをご了承ください。
*表現において今日では不適切と思われる部分がございますが、製作者の意図を尊重し、当時上映された内容のままで収録しております。
東京ディッパースの新人テスト場のある伊東の町へ二人の男が降り立った。プロボクサーの猿丸真二郎は投手を志し、ディッパースの大貫監督を尊敬していた。黒柳平介は大打者を夢見ていた。猿丸は伊東への車中でスリに会い困っているところを、ディッパースのファンだという若い女性に汽車賃を払って貰っていた。その女性は大貫監督の妹で登世子といった。
猿丸はテストで暴投し爆笑されジムに帰ろうとする。だが豪快な打撃の黒柳よりも大貫監督は猿丸の才能を見抜いていた。ディッパースは二人の採用を決定した。
その裏では、二人を入団させても優勝できないと考える、二軍監督・小芝の大貫監督失脚を狙う策動があった。ところが期待を尻目に二人の新人は消息を絶ってしまう。
スカウトの野々宮のもとに黒柳から売込みの手紙が届いた。黒柳の計算された売込みは効を奏し、百万円で自分を売り野々宮は二百万円でディッパースに売った。登世子はテレビのボクシング中継で、偶然猿丸を見つけた。大貫とともにジムを訪ねると猿丸はすでに故郷の福岡へ向っていた。野々宮は猿丸の母に五十万円を握らせた。登世子は大貫の窮地を語ってディッパース入りを説いた。大貫監督がウェーブスの監督に就任するという野々宮の策略によって猿丸はウェーブスに入団させられた。かくして猿丸と黒柳は文字通りライバルとなった。大観衆の見守る後楽園で二人は対決する。
1959 日活株式会社