渡哲也 俳優生活55周年記念「日活・渡哲也DVDシリーズ」
青春の海
DVD
せいしゅんのうみ
石坂洋次郎原作、吉永小百合&渡哲也「愛と死の記録」「白鳥」に続く3回目のコンビ作。笠智衆他の豪華キャスト陣に加え、子役時代の水谷豊も顔を見せている!
【映像特典】(予定)
・オリジナル劇場予告篇(予告篇原版の無い作品は収録されません)
・フォトギャラリー
【特典仕様】
・ピクチャーディスク
*デザイン・特典および仕様はすべて予定です。発売時には予告無く変更になっていることがあります。
女教師の三宅杏子が地方の漁業町に赴任してきた。校長を殴打して左遷されたのだ。姉にべったりの妹・千加はデザインルームを辞めてついてきた。汽車の中で、向かいのチンピラ青年が足を投げ出し、二人を辟易とさせた。杏子が受け持つクラスは学内でもとりわけ扱いにくいクラスで、問題児のタケシにはどの教員も手を焼いていた。姉妹の下宿先の隣・山崎歯科では隣に美人姉妹が来たので大喜び。早速歓迎会だ。長男の歯科医・宏一、工員の三男・潤、料理学校に通っていて亡き母の代りに家族の食事を受け持っている四男明夫と父源治という男ばかりの家族だ。そこへ帰って来た次男の次郎は汽車の中で出会ったあの無礼な東京帰りのチンピラだった。初めての授業からタケシは反抗的だった。オートバイで堂々と遅刻して来るタケシに、杏子は下校時に冷や汗をかきながらフルスピードで無理やり同乗して帰ると、だんだん素直になっていった。ある日杏子が家庭訪問すると、タケシは次郎と花札をやっていた。次郎はタケシの姉・信子のバー「レモン」のバーテンをしていた。
ある時タケシが突然失踪した。姉の荒んだ生活が原因だった。杏子は次郎と町や浜辺を探し回ってようやくタケシを見つけた。次郎はタケシを殴り飛ばした。何度も何度も。耐えているタケシと、殴り続ける次郎。杏子は二人だけに通じる愛情を感じ取るのだった。翌日、次郎と杏子がアヤシイという噂が町に流れ、杏子は校長室に呼ばれた。教師がやくざと関係するのはまずいと注意され、唖然とした彼女は次郎に根も葉もないことを証明してくれと頼むと、彼は町を出ていくつもりだと言い、自分がぐれるようになった暗い過去を、杏子に打ち明ける。杏子はそんな次郎に心惹かれていく…。


*原版フィルムに起因するお見苦しい部分、お聞き苦しい部分がありますことをご了承ください。
*表現において今日では不適切と思われる部分がございますが、製作者の意図を尊重し、当時上映された内容のままで収録しております。
1967日活株式会社