渡哲也 俳優生活55周年記念「日活・渡哲也DVDシリーズ」
白鳥
DVD
はくちょう
「愛と死の記録」に続き、吉永小百合&渡哲也の黄金コンビで送る青春純愛作品。西河克己監督作品。HDリマスターによる待望の初DVD化!
【映像特典】(予定)
・オリジナル劇場予告篇(予告篇原版の無い作品は収録されません)
・フォトギャラリー
【仕様特典】
・ピクチャーディスク
*デザイン・特典および仕様はすべて予定です。発売時には予告無く変更になっていることがあります。
大学生の麗子は卒業後に、許婚の幼馴染・昭一との結婚を控えていた。ある雨の午後、叔父の古本屋で店番をしていた麗子は、洋書を万引きする青年を見つけて問い詰める。青年は警察に突き出してくれと言ったが、その目には純真な心が宿っているように思えるのだった。配達人として再会したその青年・近藤は運送会社で働きながら、不治の病いを患っている妹・千津を抱えていた。医師の話では千津の命はあと半年余りと言われていて、近藤は大学を中退して働き、千津の治療費を稼いでいるのだった。人殺しでも、強盗でも、千津が助かるなら何でもやる、と麗子に語るのだった。大学に通いこれまで特に苦労も無く育った麗子には、近藤と千津の姉妹は別世界の現実だった。許婚の昭一はそんな麗子の様子に、結婚への思いが心変りしたのではないかと感じてなじる。昭一は麗子に愛の証しを求めたが、麗子は拒むのだった。いつしか麗子は近藤に惹かれている自分を感じていた。二人の男を愛する女…。麗子は万葉集の中に、自分と同じように二人の男から愛されて、苦悩から自殺した女の歌を知って思いに沈む。確かに昭一を愛しているのに間違いはなかった。しかし、どうしようもなく近藤に惹かれてしまうのは同情などではなく、確かに愛情だった。人はたった一人の人間しか愛せないのだろうか…。麗子は父の孝一郎に昭一との婚約を取り消したいと話す。孝一郎はそれはふしだらな女のすることだと怒り、麗子の出生の秘密を語りだす。これまで過ごしてきた幸せな生活には隠されていたことがあった…。

*原版フィルムに起因するお見苦しい部分、お聞き苦しい部分がありますことをご了承ください。
*表現において今日では不適切と思われる部分がございますが、製作者の意図を尊重し、当時上映された内容のままで収録しております。
1966 日活株式会社