「芦川いづみデビュー65周年」記念シリーズ
祈るひと
DVD
いのるひと
田宮虎彦が『若い女性』に連載した小説を映画化。「女の幸福」と「結婚」という永遠のテーマを描いた芦川いづみ主演の「純愛」感動作。
【映像特典】(予定)
・オリジナル劇場予告篇(予告篇原版の無い作品は収録されません)
・フォトギャラリー収録
・「日活映画」(貴重な公開当時の冊子)より芦川いづみ関連ページのデータ収録
・芦川いづみ特別インタビュー収録
(2018年リリースタイトルについて語った特別インタビューを音声収録。聞き手:娯楽映画研究家/佐藤利明)
【特典仕様】
・ジャケット裏面は、劇場公開時のポスターデザインを入れこんだ「特別両面刷り」仕様!
(劇場ポスターが現存しないタイトルは、両面刷りではありません)
・ピクチャーディスク仕様
女の幸福は結婚によって得られるもの―、しかし結婚したからといって必ずしも幸せになるとは限らない…。三沢暁子が蓮池弘
志との見合をためらっていたのはそんな思いからだった。死んだ父・恭介は有名な国文学者だったが、家庭では冷い男だった。
暁子は結婚が父母のようなものならしたくないと考えていた。暁子は母・吉枝の友人薄井常子の紹介で蓮池と見合をした。型通
りの見合いの後、蓮池はさっさと帰ってしまった。暁子は好意を持つことが出来なかった。翌日、暁子は蓮池と会わず、幼友達
の喜代を訪ねる。そこにはミツも来ていた。三人は戦争中疎開した先での仲良しだった。幸代は西島と結婚し、ミツも漁師の三
次と結婚して、それぞれ幸せそうだった。その夜、待ちぼうけとなった蓮池は彼女を責めた。暁子は学生時代から父の友人の佐
々木教授の手伝いをしていた。父はそこでは別人のように明るい人間だったことを知る。
ある日家に帰ると、母の愛人・庫木が来ていた。庫木は父の死後、暁子の家の経済面の世話をしていた。暁子は、庫木と母は父
の生前から交際していたのではないかと疑った。暁子が十六歳の時に、母が誰か他の男と歩いているのを見たことがあった。そ
れが庫木だったのではないかと確信していた。母の新しい幸せを喜びもし、また一方では悲しい思いもするのであった。翌日、
蓮池は下北沢で暁子を待伏せ、結婚を申込んだ…。

*原版フィルムに起因するお見苦しい部分、お聞き苦しい部分がありますことをご了承ください。
*表現において今日では不適切と思われる部分がございますが、製作者の意図を尊重し、当時上映された内容のままで収録して
おります。
*デザイン・特典及び仕様はすべて予定です。
1959 日活株式会社