VALUE COLLECTION
【日活100周年邦画クラシックス】肉体の門
DVD
にっかつひゃくしゅうねんほうがくらしっくすにくたいのもん

日本最古の映画会社・日活は2012年9月に創立100周年を迎えました。
この100年のご愛顧に感謝し、とっておきの100作品を続々リリースします。


2013年6月は「女優(アイドル)」誕生!日本中が恋をした、時代のヒロインたち。『肉体の門』は田村泰次郎の「肉体文学」原作に、鈴木清順監督が描く極彩色の「官能肉食」映画美学!

【story】
敗戦に虚脱し、疲れきった男たちの間に、毒々しい悪夢の花を咲かせる女たち。十七歳のマヤ(野川由美子)が、関東小政のおせん(河西都子)のグループに仲間入りしたのも、たった一人の兄をボルネオで亡くし、外国兵に肌を奪われてからだ。焼ビルの地下には、ジープのお美乃(松尾嘉代)、ふうてんお六(石井トミコ)、町子(富永美沙子)と、皆暗い過去を背負った女たちがたむろしていた。今日も闇市では、仲間の掟を破った夜の女が、激しいリンチをうけていた。彼女らの中には、よその女に縄張りを荒させない、ただで男と寝ないという掟が生きていた。一方関東小政の刺青をもつ、おせんは、進駐軍の兵隊を半殺しにした復員姿の新太郎(宍戸錠)を助けた。すさんだ生活をしていても、小政たちもやはり女だ。たくましい男を見て、彼女らの中に愛に、似た感情が湧いて来た。そんな時、町子が小笠原(江角英明)というなじみの客と、結婚を約束して代償なしに身体を与えていることがバレてしまった。怒り狂った小政、マヤらは、地下室に町子を宙吊りにすると、リンチを加えた。途中、新太郎にさえぎられたものの、すさまじいリンチは、マヤの身体に忘れていた女の生理をよみがえらせた。 そして新太郎に強烈にひきつけられていった。一方新太郎は、進駐軍のペニシリンをもっていた…。

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日活