消えた中隊

1955年
ドルビーデジタル・モノラル/カラー/スタンダード・サイズ/本編約95分
価格:3,990円(税込)
味方同士の殺し合い!明日なき命の将兵が戦野に描く、人間ドタンバの裸像!
日活戦争映画特選 ~War and Peace~
解説
黒沢明の脚本を、名カメラマン三村明が監督する第一回作品!戦争映画の名作を送り出した日活が、戦後始めて世に問うた「伝説」の戦争映画。
待望の初DVD化!
ストーリー
昭和十六年六月、黒竜江をはさんでソ連領のセミドムカ地域と対峠している北満の監視哨に、士官学校出たての香川大尉(辰巳柳太郎)が隊長として赴任して来た。前任の岸中尉(河村憲一郎)は温厚な中年男で、軍務をゆるやかにして部下達や集落民の信頼をかちえていた。しかし新任コチコチの香川大尉は、岸中尉のやり方はだらしないものとして、兵隊達の根性を叩き直すとばかりに、猛烈な訓練を始めるのだった。 ある日、司令部参謀の新田中佐(石山健二郎) の歓迎会が開かれた。酒に酔って露台に倒れていた香川大尉は、新田中佐、部隊参謀藤倉中佐(清水彰) 、それに得体の知れぬ満洲浪人達が、ソ連との戦争を誘発しようという密議をしているのを聞いてしまった。香川は自決を強いられたが許され、その代りにソ連との戦闘開始の端緒を強引に掴めという無理な命令を下された。重く沈みがちな香川の心を慰めるのは、街の料亭で知り合った女・ハル子(島崎雪子)であった…。
特典
・ 劇場予告編(予定)
・ 解説書封入(予定)
スタッフ
監督:三村明 脚本:黒澤明、菊島隆三 原作:井手雅人 撮影:三村明
キャスト
辰巳柳太郎 石山健二郎 島田正吾 河村憲一郎 島崎雪子