肉体の門

肉体の門イメージ

1964年

ドルビーデジタル・モノラル/カラー/スコープ・サイズ/本編約90分

価格:2,380円(税込)

田村泰次郎の「肉体文学」原作に、鈴木清順監督が描く、
極彩色の「官能肉食」映画美学!


「女優」誕生!日本中が恋をした、時代のヒロインたち

解説

戦後焼け野原の東京、みずからの身体を売り物にしてたくましく生きる女たち!「肉体文学」の最高峰として戦後初のロング・ベストセラーとなった田村泰次郎の「肉体文学」を鈴木清順監督が、極彩色の女体と映画美学で描きつくした衝撃「快楽」篇!

ストーリー

敗戦に虚脱し、疲れきった男たちの間に、毒々しい悪夢の花を咲かせる女たち。十七歳のマヤ(野川由美子)が、関東小政のおせん(河西都子)のグループに仲間入りしたのも、たった一人の兄をボルネオで亡くし、外国兵に肌を奪われてからだ。焼ビルの地下には、ジープのお美乃(松尾嘉代)、ふうてんお六(石井トミコ)、町子(富永美沙子)と、皆暗い過去を背負った女たちがたむろしていた。今日も闇市では、仲間の掟を破った夜の女が、激しいリンチをうけていた。彼女らの中には、よその女に縄張りを荒させない、ただで男と寝ないという掟が生きていた。一方関東小政の刺青をもつ、おせんは、進駐軍の兵隊を半殺しにした復員姿の新太郎(宍戸錠)を助けた。すさんだ生活をしていても、小政たちもやはり女だ。たくましい男を見て、彼女らの中に愛に、似た感情が湧いて来た。そんな時、町子が小笠原(江角英明)というなじみの客と、結婚を約束して代償なしに身体を与えていることがバレてしまった。怒り狂った小政、マヤらは、地下室に町子を宙吊りにすると、リンチを加えた。途中、新太郎にさえぎられたものの、すさまじいリンチは、マヤの身体に忘れていた女の生理をよみがえらせた。 そして新太郎に強烈にひきつけられていった。一方新太郎は、進駐軍のペニシリンをもっていた…。

特典

・ 劇場予告編(予定)


スタッフ

 監督:鈴木清順 原作:田村泰次郎 脚本:棚田吾郎 撮影:峰重義 音楽:山本直純

キャスト

 野川由美子 宍戸錠 松尾嘉代 和田浩治 河西都子 石井富子 富永美沙子 江角英明

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