バージンブルース

解説

1974年映画女優として本格的なスタートを切ったティーン・エイジャー秋吉久美子が最も輝いたフィルムが、藤田敏八監督の『赤ちょうちん』『妹』『バージンブルース』“フォーク三部作”。野坂昭如による異色の昭和歌謡「バージンブルース」がモチーフ。

ストーリー

灰色の浪人生活のうっ憤を晴らすためか、あるいは趣味と実益を兼ねてスリルを楽しもうというのか・・・お茶の水予備校女子寮生たちは、時折徒党を組んで万引きをおっ始める。その日の攻撃目標は四ツ谷のスーパーマーケット。まみとちあきもその仲間に入っていた。ところが今日に限ってドジを踏み、仲間は店員につかまり、まみとちあきだけが命からがら逃げのびた。しかし、寮には警察の手が伸びているに違いない。二人は行くあてもなく新宿界隈をうろついていたが、そんな二人に声を掛けたのが中年男の平田だった。

特典

・劇場予告編収録（予定）

ⓒ1974年日活株式会社

---

スタッフ

監督：藤田敏八　脚本：内田栄一　音楽：武川行秀（現・タケカワユキヒデ）／ミッキー吉野　主題歌：「バージンブルース」唄・野坂昭如

キャスト

秋吉久美子　長門裕之　高岡健二　清水理絵　林ゆたか　野坂昭如