ニュース

<最新一覧へ戻る

映画『私をくいとめて』第30回日本映画批評家大賞【監督賞】【主演女優賞】ダブル受賞!
2021年03月10日(水曜日)

ロングランを記録した『勝手にふるえてろ』原作=綿矢りさ×監督・脚本=大九明子のゴールデンコンビで贈る、全国公開中映画『私をくいとめて』。

公開に先立ちワールドプレミア上映が行われた第33回東京国際映画祭では同年度唯一のアワードとなる<観客賞>を受賞し話題となりましたが、このたび日本映画批評家大賞にて【監督賞】【主演女優賞】をダブル受賞することが決定しました!

WK_main_pub_B.JPG
©2020「私をくいとめて」製作委員会


のん、大九明子監督 受賞に歓喜!コメント到着!

本作は、脳内に相談役「A」を持ち、悠々自適におひとりさまライフを満喫していた31歳のみつ子が、年下営業マン・多田くんと出会い、久しぶりに訪れた恋に戸惑いながらも一歩踏み出していくさまが描かれた物語。

【監督賞】は、『恋するマドリ』(07)で劇場長編デビューを果たし、『勝手にふるえてろ』(17)、『美人が婚活してみたら』(19)、『甘いお酒でうがい』(20)などで女性の生き方や恋愛にスポットを当てつづけてきた大九明子監督が受賞。

日本映画批評家大賞は選考理由として「誰しもの心にある"ダーク"なところを描きながらも、それを弾けるようなポップさで昇華させる。『私をくいとめて』はまさに"今"を感じさせる、クオリティの高い大九監督の代表作になったといえるだろう。」と評価。

さらに、劇場アニメ『この世界の片隅に』(16)で主人公・すずの声や、YouTube Originalsドキュメンタリー「のんたれ」で『おちをつけなんせ』(19)の脚本・監督・編集・主演他を務めるなど活動の幅を広げ、本作で主人公・みつ子に扮した女優・創作あーちすと のんさんが【主演女優賞】を受賞。

「脳内に相談役のAという存在を誕生させてしまった31歳のひとりの女性を、これほど説得力を持って演じ切ったのんの演技力は素晴らしかった」と評されています。

WK_sub1.jpg
©2020「私をくいとめて」製作委員会


受賞したお二人からも、歓喜のコメントが到着しました!


大九明子監督コメント(全文)

監督賞。なんと畏れ多い。何かを作りたくて模索して、映画の道にたどり着いて以来私は、映画作りに夢中です。しかし撮りたいものが私の脳内にどれほど湧いたとて、それを形にしてくれるスタッフ、俳優がいなければ、1フレームたりとも作ることができません。私に、映画監督という立場を与えてくれる全スタッフ・俳優、そして何より、私の映画を観てくださる全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。


のんさんコメント

この度は、素敵な賞をいただき心から嬉しく思います。
演技をする事は私にとって生きる術で、これがなかったら自分は何者にもなれずにモヤモヤとした日々を送っていただろうなと確信しています。
そんな私が役を演じて賞をいただけるのは、こんなに幸福な事はないっていうくらいに嬉しい。明日からも元気に演技に励めそうです。
これからも楽しく、精進して参ります。
ありがとうございます。

WK_sub2.jpg
©2020「私をくいとめて」製作委員会


日本映画批評家大賞 からのコメント(全文)

監督賞:大九明子監督について

とてもポップな感覚、そして誰も想像し得ないような映像の使い方。
大九明子監督はそんな稀有な映像センスを用いて、嫌味になることなく、ただただ新鮮で楽しい映画を生みだしてくれた。これは監督自身による脚本の良さももちろんだが、映画というメディアへの卓越した確かな手腕によるものだろう。
第30回の選考会では、大九監督の卓抜したセンスが多くの選考委員に響いた。誰しもの心にある"ダーク"なところを描きながらも、それを弾けるようなポップさで昇華させる。『私をくいとめて』はまさに"今"を感じさせる、クオリティの高い大九監督の代表作になったといえるだろう。

主演女優賞:のん について

役者はリアリティがあればそれでいいという訳ではない。
リアリティがありつつも、演劇的なところでも芝居を成立させる力を併せ持つ女優、のん。
特に今作は少し現実離れした難しい役柄だった。脳内に相談役のAという存在を誕生させてしまった31歳のひとりの女性を、これほど説得力を持って演じ切ったのんの演技力は素晴らしかった。
彼女は映画を観るわれわれの心を、スクリーンの向こうで悩む主人公みつ子に同化させ、見事に巻き込んでしまった。さらりと観客の応援を味方につけてしまう、のんの魅力と見事な演技に拍手を贈りたい。

WK_sub3.jpg
©2020「私をくいとめて」製作委員会


<日本映画批評家大賞とは>
今年で第30回を迎える、映画批評家だけの目で選んだ映画賞。アメリカでは映画批評家が選ぶ「ニューヨーク映画批評家大賞」「ロサンゼルス映画批評家賞」 「全米批評家賞」といった権威ある映画賞があるなかで 日本で純粋に映画評論家だけが集まった映画賞としては唯一の賞となる。1991年に水野晴郎が発起人となり、淀川長治、小森和子等、 当時第一線で活躍していた現役の映画批評家たちの提唱により誕生した。
毎年1月1日~12月31日までに公開された作品が当該年度の選考対象作品となる。
なお、2020年度の授賞式は5月31日(月)を予定されている。
公式HP:https://jmcao.org/


映画『私をくいとめて』大ヒット公開中!


現在全国上映中の本作は、今後も都内では3/20(土)より1週間、下高井戸シネマでの上映が決定しています。さらに、4/14(水)にはDVDリリースも決定。

映画をたくさんご覧になっている評論家の方々が評価された、大九監督の映像センス、のんさんの説得力ある演技に、今一度ご注目ください!


WK_P.jpg
©2020「私をくいとめて」製作委員会

----------------------------------------
映画『私をくいとめて
監督・脚本:大九明子
原作:綿矢りさ「私をくいとめて」(朝日新聞出版)
出演:のん 林遣都 臼田あさ美 若林拓也 片桐はいり/橋本愛
製作幹事・配給:日活
制作プロダクション:RIKIプロジェクト
企画協力:猿と蛇
©2020「私をくいとめて」製作委員会
公式twiter:@kuitometemovie


『私をくいとめて』関連ニュース

DVDリリース決定
スペシャルトークイベントの模様
公開記念舞台挨拶の模様
新カット&コメント
年末イベント続々決定
コラボ動画公開
トリプルコラボメニュー発売決定
公開直前上映会の模様
お悩み相談付き上映会の模様
TIFF<観客賞>受賞
完成披露試写舞台挨拶の模様
「Aのお悩み相談室」登場
橋本愛の出演が決定
TIFFに出品決定
公開日決定
実写映画化決定


★現在公開中のその他の日活ラインナップもご期待下さい★

★★日活公式TwitterとFacebookもやってます★★

twitter-bird-light-bgs.jpg asset_f_logo_lg.jpg

PRESENT STAFF
INTERVIEW