かさわきデジタルショートフィルムフェスティバル2007
31期卒業製作
「学びの場が消えてゆくー夜間高校の教室からー」グランプリ受賞!!
かわさきデジタルショートフィルムフェスティバル2007にて32期卒業製作「学びの場が消えてゆくー夜間高校の教室からー」(企画・監督・編集 斉藤雅之)がグランプリに輝きました。
国内外からの177作品に及ぶ応募の中から、堂々のグランプリです。
企画・監督・編集を担当した斉藤雅之さんは、実際に夜間高校の非常勤講師をしながら、日活芸術学院に通っていた学生、まさに自分自身の実体験からの企画でした。
統廃合に揺れる夜間定時制高校―。勤労学生が少ないことを理由に既に夜間定時制高校はその役割を終えているという行政サイド。しかし、夜間定時制高校は今、不登校、中退者の再チャレジの場となっている。その現状を、そこに学ぶ学生の姿を通してありのままに伝えた作品として仕上がっている。
企画の発端は、夜間高校の現状を街頭で訴える教師の言葉だったという。斉藤さん自身、定時制高校の中に身を置き、数学を教えながらも、個々の学生が抱えている現状については多くを知らなかったという。本作品の取材を通して、一非常勤講師としての枠を踏み越え、学生の目線に歩み寄ることによって創りあげていった作品です。
斉藤さん、おめでとう!
この作品は卒製発表会でも好評を得、JPPAアウォード2007では学生エディティング部門で審査員奨励賞、学生ミクシング部門でゴールド賞に輝きました。