涙の5万人試写会ファイナル
プレミアム試写会舞台挨拶レポート
11月25日、雨の降りしきる中、新宿タカシマヤ12階にあるテアトルタイムズスクエアにて「『精霊流し』涙の5万人試写会ファイナル プレミアム試写会」が行われました。
当日は、プレミアム試写会にふさわしく、田中光敏監督、内田朝陽さん、高島礼子さん、さだまさしさんと、豪華メンバーによる舞台挨拶が行われました。
監督:田中光敏
「すばらしい俳優陣とスタッフ、長崎の市民の方々にたくさんお世話になりました。一生懸命作った映画です。是非観てください。」
櫻井雅彦役:内田朝陽さん
「長崎の県の皆さんや土地に支えられて、長崎でしか撮れない、さださんの世界が映画に反映されていて、そういう空気が出ているんじゃないかと思います。すごく僕はこの作品を通して監督をはじめ先輩方キャストの皆さんやスタッフの皆さんにいろんなことを教えていただきました。 映画のテーマにも沿ったようなことをすごく学ばせて頂きました。 きっと作品にもそんなメッセージが入ったんではないかと思います。それが伝わればいいなと思います。この『精霊流し』はきっと誰もが心の中に持っているものをもう一度呼び起こしてくれるそんな映画です。何か感じたことがあったら1日でも長くそれを覚えていてくれたらすごい嬉しいなと思います。」
櫻井喜代子役:高島礼子さん
「私はこの『精霊流し』の作品を通じて自分が得た財産があります。念願の田中監督と仕事が出来たこと。もうひとつは内田君と出会えたことです。彼は自分の出番でもないのに現場に来てスタッフやキャストの方々とコミュ ニケーションを取っているんですよ。ほんとにビックリしました。最近ではほんとに珍しい俳優さんだなと感動してしまったんですよ。だからほんとに出会えて良かった なと思えました。私はこの作品の出演シーンが少なかったせいかとても客観的に見ることが出来ました。改めて良い映画だなと思います。そして何より一人で暮らしている親に電話がしたくなりました。そんなやさしい映画です。」
原作者:さだまさしさん
「自分で、小説を書かせていただいて、それがこういう素晴らしい映画になりました。ほんとに原作者というのは、自分の作ったものがそのまま再現されることが希望ではなくて、自分の投げたもので、それからプロがどんなふうに違う世界を広げてくれるのか、それを非常に楽しませて頂きました。素晴らしい映画だと思います。ほんとに原作から離れて心を無にして観て頂くと何かが伝わるかと思います。」
フリートークでは、さださんの絶妙なトークが炸裂しました。
高島さんを見て「初めてお会いしたんですけど、綺麗な方ですよネェ・・・」と感嘆の声に、司会者から「そんなの当たり前のことです。他には何か言いたいことありせんか?」と突っ込まれ、おもわず「かあさん!」…。
逆に、高島さんはさださんの印象を聞かれ、物静かで繊細なイメージがあったのに会ってからずーーっとマシンガントークなさださんにびっくりとのこと。すると「緊張すると しゃべっちゃうんです。その場のシーンとした雰囲気がいやなんです。しゃべる以上はウケたいんです。だからおもしろいことばかり言ってるんです。実は緊張しているんです。赤い服を着てたんですけど、服、青ざめてるでしょ?」
綺麗(!?)なオチまでついた楽しい舞台挨拶でした。