 |
 |
この原作が出た時に当然、当時読んでいたんですけども、非常に自分があと何年後かにこうやってこの作品を監督するという意識はまるで無く読みました。 |
 |
ただ、映画をやっている人間としていつかやれればいいなぁ、という風に思わせるだけのもの凄いエネルギーとパワーをもった原作だという風に思っておりました。 |
 |
そしておととしから去年にかけまして、このプロジェクトが成立する過程で、自分がずっと以前からヒーローであった渡哲也さんが物井を演じて頂けると決まった時には非常にうれしかったです。 |
 |
ただ、撮影自体が終わってみると、もの凄く手強い原作だったという事は間違いなく、それほどエネルギーのある原作だと思いました。 |
 |
まだ現在はいろいろ仕上げの途中です。映画の中の科白で「俺の中のレディ・ジョーカーは終わっていない」という科白があります。気分としては撮影は終わったんですけども、まだまだ封切りに向けて自分の中のレディ・ジョーカーは動いているという感じです。 |