映画『ほかげ』第17回 Japan Cutsでの上映&登壇決定!森山未來がCut Above賞受賞!塚本晋也監督&森山未來から喜びの声が到着!!
2024.06.05(水曜日)

7月10~21日までアメリカ・ニューヨークにて開催される北米最大の日本映画祭「第17回 Japan Cuts~ジャパン・カッツ~」にて、センターピース・フィルムに映画『ほかげ』が選出され、第 12回 Cut Above(カット・アバブ)賞を出演の森山未來さんが受賞することが決定しました。

また、映画祭への塚本晋也監督、森山未來さんの登壇、Q&A セッションも実施されることが併せて発表となりました。


©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

7月10日(水)~21日(日)にアメリカ・ニューヨークにて開催される北米最大の日本映画祭「第 17回 Japan Cuts~ジャパン・カッツ~」のセンターピース・フィルムに『ほかげ』が選出されました。同映画祭は、メジャー、インディペンデントの垣根を超えた話題作や過去の名作、短編、アニメーションまで、多様なジャンルから日本映画の「今」を映す作品が上映され、米国在住の日本映画愛好家や大手メディアからの注目も高いことで知られています。


©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

『ほかげ』が選出されたセンターピースは、映画祭にとって最重要作品の一つとして位置づけられています。監督の塚本晋也さんは、「今回は、『ほかげ』を Centerpiece に選出していただき、上映をしてくださいます。『ほかげ』にとりましても大きな飛躍であり、一つのけじめにも感じております」とコメント。


©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

そして、『ほかげ』に出演している森山未來さんが第12回 Cut Above(カット・アバブ)賞を受賞することが決定!Cut Above 賞は、日米相互理解をはかるために立ち上げられた日本文化を紹介する機関「ジャパン・ソサエティー」より、日本映画界に貢献している俳優や監督の功績を称え、贈られます。森山さんは「いつかの日本の戦後の姿を描いた『ほかげ』が、全ての私たちが立っている世界を改めて見つめ直すきっかけになればと願っている。Japan Cuts 関係者の皆様、そして塚本晋也監督に心からの感謝を」と感謝の意を述べました。


©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

塚本監督も「第13回 Japan Cuts~ジャパン・カッツ~」にて同賞を受賞しており、「前回カット・アバブ賞を頂戴したのが、60歳を迎える前年。節目の年に、それまでの仕事を認めていただいた気がして、とても嬉しく思いました」と振り返り、「ますます盛んに活動をされている森山さんの受賞は本当に嬉しいです。アメリカの皆さんに、『ほかげ』での森山さんの素晴らしい演技をじっくりご覧いただきたいと思います」と喜び、観客へのメッセージを寄せました。

『ほかげ』の上映は、現地時間7月17日(水)午後6時30分から。上映後にはCUT ABOVE賞の授与式が行われ、続くQ&Aセッションに塚本監督と森山未來さんが登壇予定です。

コメント全文
■塚本晋也監督
前回カット・アバブ賞を頂戴したのが、60歳を迎える前年。
節目の年に、それまでの仕事を認めていただいた気がして、とても嬉しく思いました。
今回は、『ほかげ』を Centerpiece に選出していただき、上映をしてくださいます。 『ほかげ』にとりましても大きな飛躍であり、一つのけじめにも感じております。
また、『ほかげ」に出演してくださった森山未來さんが、カット・アバブ賞を受賞。ますます盛んに活動をされている森山さんの受賞は本当に嬉しいです。
今回もアメリカの皆さんに、『ほかげ」での森山さんの素晴らしい演技をじっくりご覧いただきたいと思います。

■森山未來さん
見渡すといつだってどこかしらが戦前、戦後であり、戦中ですらある。日本、そしてアメリカの現在はどこに位置するのだろうか。
いつかの日本の戦後の姿を描いた「ほかげ」が、全ての私たちが立っている世界を改めて見つめ直すきっかけになればと願っている。
Japan Cuts 関係者の皆様、そして塚本晋也監督に心からの感謝を。


©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

映画『ほかげ』Blu-ray&DVD、2024年8⽉2⽇(金)に発売!

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◎映画『ほかげ』 作品概要
『鉄男』(89)でのセンセーショナルな劇場デビュー以後、世界中に熱狂的ファンを持ち、多くのクリエイターに影響を与えてきた塚本晋也。戦場の極限状況で変貌する人間を描いた『野火』(14)、太平の世が揺らぎ始めた幕末を舞台に生と暴力の本質に迫った『斬、』(18)、本作『ほかげ』ではその流れを汲み、戦争を民衆の目線で描き、戦争に近づく現代の世相に問う。

主演は、2023 年後期の NHK 連続テレビ小説『ブギウギ』のヒロインを演じ、今最も活躍が期待されている俳優、趣里。孤独と喪失を纏いながらも、期せずして出会った戦争孤児との関係にほのかな光を見出す様を繊細かつ大胆に演じ、戦争に翻弄されたひとりの女を見事に表現した。片腕が動かない謎の男を演じるのは、映像、舞台、ダンスとジャンルにとらわれない表現者である森山未來。戦争で家族をなくし、焼け残った居酒屋で体を売って生きている女と交流を深めていく戦争孤児を『ラーゲリより愛を込めて』や大河ドラマ「青天を衝け」に出演している子役・塚尾桜雅。復員した若い兵士役に、PFF グランプリ受賞作品『J005311』の監督でもある河野宏紀。そして、映画監督、俳優としても活躍する利重剛、大森立嗣が脇を固める。

本作は、第 80 回ヴェネチア国際映画祭 オリゾンティ部門に出品され、同映画祭では日本人初の NETPAC 賞(最優秀アジア映賞)を受賞。また、第61回ウィーン国際映画祭ではStandard Readers’ Jury Awardに輝いたほか、第 48 回トロント国際映画祭 センターピース部門出品、第 36 回東京国際映画祭ガラ・セレクションでの上映等、国内外から熱い視線を集めている。

【あらすじ】
女は、半焼けになった小さな居酒屋で 1 人暮らしている。体を売ることを斡旋され、戦争の絶望から抗うこともできずにその日を過ごしていた。空襲で家族をなくした子供がいる。闇市で食べ物を盗んで暮らしていたが、ある日盗みに入った居酒屋の女を目にしてそこに入り浸るようになり・・・。

【キャスト】
出演:趣里/塚尾桜雅 河野宏紀/利重剛 大森立嗣/森山未來
【スタッフ】
監督/脚本/撮影/編集:塚本晋也
助監督:林啓史 音楽:石川忠 音響演出:北田雅也
製作:海獣シアター 配給:新日本映画社
2023 年/日本/95 分/ビスタ/5.1ch/カラー
©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
公式サイト:hokage-movie.com
公式 X:@hokage_movie #ほかげ

※塚本晋也監督の『塚』は旧字体となります。

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商品情報

【発売⽇】
2024年8月2日(金)

【価格】
Blu-ray(特別版):6,050円(税込)

DVD:4,400円(税込)

【特典】
■塚本晋也監督による音声コメンタリー収録(聞き手:森直人)
■映像特典
・初日舞台挨拶(登壇:趣里・森山未來・塚尾桜雅・河野宏紀・塚本晋也監督)
・「ほかげ」の制作現場(ナレーション・塚本晋也)※Blu-ray(特別版)のみ
・劇場公開時トークイベント(於:渋谷ユーロスペース)※Blu-ray(特別版)のみ
①石井光太氏(『浮浪児1945-―戦争が生んだ子供たち―』著者)&塚本晋也監督 
②中村江里氏(『戦争とトラウマ』著者)&塚本晋也監督
・「ほかげ」海外映画祭風景(ベネチア映画祭・トロント映画祭・東京国際映画祭)
・予告

■制作資料収録
・イメージ画・画コンテ(抜粋)(ギャラリーとしてデータ収録)※Blu-ray(特別版)のみ

■早期予約特典
・塚本晋也監督描き下ろしポストカード ※無くなり次第終了


©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

※デザイン・特典及び仕様はすべて予定です。発売時には予告無く変更になっていることがあります。

発売元:⽇活株式会社
販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

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