さくら盃 仁義
さくらさかずきじんぎ
高橋英樹、北島三郎、村田英雄の三大スター顔合わせで贈る“さくら盃”シリーズ第2弾!
昭和初期。関東一円の親分衆が結束して作った“関東連合会”で長いあいだ世話役をつとめていた亀戸の宮前親分が病いに倒れた。潮来の蒔田親分は公平な立場から、宮前の二代目・大介を後任の座に強く推し、身内の若い衆・辰次に命じて各親分衆の説得にあたらせた。辰次のイナセな仁義に話はトントン拍子にまとまったが、宮前組と仲違いにあった阪東組は、この後任決定に反対の色をみせていた。近づく河開きの花会を機に、大介をいかさま札で陥れることを企んでいた。小料理屋「ひさご」では、阪東から大役を負わされた中年のいかさま賭博師・根岸又市がヤケ酒をあおっていた。実はこの根岸こそ、辰次が20年来探し続けていた父だった。親子瓜二つの背中の般若の刺青が、何よりの証拠だった。花会の晩、辰次は一晩だけ宮前にわらじをぬぐことになった。大介は、「ひさご」の女主人で将来を誓い合った填江の話から、阪東が賭場で大介を罠にハメることを知りながら、敢然と出かけていった。事情を知らない芳松は、大介の一大事を客人・辰次に報告。填江の止めるのを振り切って賭場に駆け込んだ辰次は、いかさま札を見破り、花会は血の修羅場と化した。大介は辰次をかばい、向かって来る阪東の弟・栄次を刺した。大介は自首するハメになり、宮前組はガタガになってしまった。辰次は自分の行動を悔んだが、あとの祭。せめてもの罪ほろぼしにと蒔田親分の許しを得て、大介が出所するまで宮前組にわらじをぬぐことを決めた…。
日本 製作/ニュー・センチュリー映画
日活
1969
1969/8/23
フジカラー/シネマスコープ・サイズ/7巻/2310m/84分
日活