或る小藩の町奉行所。新任の町奉行は江戸からくる望月正平太といい、ふるまいは放埓を極め“どら平太”とあだ名がついていた。この藩の濠外とよばれる一画では密輸・売春・賭博・殺傷が横行しており、3人の親分が権力を握っている上、藩の城代家老たちが結託。長年不正を黙認し、その巨額な利権を欲しいままにしていた。どら平太に与えられた任務は、このすべての腐敗を正すことだった。“飲む、打つ、買う”という独特のやり方で、次第に敵の懐に入り込むどら平太。策略と陰謀。ついにすべてを暴いたどら平太は、意外な真実を知る・・・。
*毎日放送50周年記念作品