うれしはずかし物語
うれしはずかしものがたり

ジョージ秋山の同名漫画を東陽一監督が実写化した青春ストーリー。人生に疲れた中年サラリーマンが若い娘にときめく姿をペーソス豊かに描く。映画初主演の川上麻衣子が大胆なベッドシーンに挑戦している。

40過ぎのサラリーマン・三国裕介のプライベートなワンルーム・マンション。その部屋に若い娘・チャコがいる。裕介は会社では部長という要職にありながらこれといった仕事が無い。良き妻、子供に恵まれてはいるがこれ以上の出世が望めるでもなく、将来の夢が失せていた。そんな時に出会ったのが青春に満ちたチャコであった。裕介はチャコと週一回、月15万円で愛人契約を結び、青春=夢を買った。チャコの誘いに応じて若者向けのレストランに裕介は入った。裕介は照れながらも、チャコと一緒でなければ経験しないような事に心底ときめいた。次第に裕介は仕事にも積極的になり、ジョギングも始め、チャコに会う日が待ち遠しくて仕方ない毎日を送るようになっていく。一方、裕介の妻・和歌子は良妻賢母を絵に描いたような女だった。結婚して17年、お互いを知り尽くした平凡な夫婦は冗談で浮気を勧め合うも、互いに相手が本気でそんな事ができると思っているわけではなかった。だがある日、裕介は古いアパートで和歌子が若いボクサーの外山と抱き合っているのを目撃してしまう…。

日本
製作:にっかつ撮影所 配給:にっかつ
1988
1988/3/19
カラー/89分/ビスタ・サイズ/5巻/2449m


 

日活