九州九鬼谷温泉の旅館 “まんだら屋” を舞台に、そこの一人息子と彼の仲間たちの青春を描く。
九州・九鬼谷温泉の旅館“まんだら屋”の一人息子、良太は高校三年生。彼は性に対する興味は人一倍で、今日も女湯を覗いていたが、力が入りすぎてハメ板をはずしてしまう。母・ヨネの説教も聞き流して学校に向かい、仲間のテツ、ゲン、月子、久美子、直美と艶っぽい話をしたため、あこがれの美人芸者、百合奴の家へ。そして、百合奴と背中に刺青をした晴司の愛し合う姿を覗き見する。百合奴は一年前、晴司について九鬼谷に来たのだ。ある夜、良太とテツは直美に恋しているゲンをけしかけて夜這いさせる。だが、直美は叔父の熊五郎に抱かれようとしている最中。テツは久美子を呼び出し、二人はキスを交わす。良太は月子の部屋に忍びこもうとし、通りかかった東京から一人旅に来たという彩子に“まんだら屋”を紹介した。美人の彩子にのぼせた彼は、九鬼谷の町をはしゃいで案内するが…。