花と蛇 飼育篇
はなとへび しいくへん
深窓の令夫人/縄/羞恥と情欲 そして地獄が始まった―
【解説】(公開当時のプレス資料より)
 八十四年九月の「団鬼六・繩責め」八十五年一月の「団鬼六・緊縛卍責め」等、公開のたびに大反響を呼んだ鬼六もの。さて、今回映画化された「花と蛇―飼育篇」は七十四年「花と蛇」、昨年八月の「花と蛇―地獄篇」に続いてシリーズ三度目の映画化である。
 そもそも、「花と蛇」は昭和三十八年に「奇譚クラブ」誌上で発表されて以来、名実ともに団鬼六の代表作、昨年角川書店から文庫化されるにおよび、単なる官能小説の域を超え日本を代表する国民文学として広範な支持を確立した。
 さて、「花と蛇」シリーズの主演=監督コンビも谷ナオミ=小沼勝、麻生かおり=西村昭五郎を経て、今回は鬼六もの初挑戦の小川美那子に前作同様西村昭五郎が演技をつけた。清楚で美貌の深窓の令夫人・静子役に、三浦和義被告とのSMプレイで話題をまいた矢生有里があたり、私生活での経験を生かした迫力あるSの演技でスクリーンをひきしめている。

日本
にっかつ
1986
1986/3/8
カラー/73分/ビスタ・サイズ
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【オーディオブック】[FeBe]