私の中の娼婦
わたしのなかのしょうふ
”娼婦”とは女の本質なのか。放蕩の血が、男を忘れられない身体にしてしまう…。
【解説】(公開当時のプレス資料より)
 毎日変化のない人生を送る実直な男が、奔放な妻の浮気に惑わされ、あげくのはてには死別してしまう。やり場のなくなったその男は、妻の思い出を胸に漁師町へと旅に出る。そこで出会うのが、ウソをつき遊びまわる”放蕩”な女であった……。そんな男と女が、刹那感を胸に惹かれあい、絡んで感じ合う。その出会いは果たして、人生の再出発なのか破滅なのか。大人の男と女の中に潜在する倦怠を、官能的に描くハードエロスである。
 主演は、ホームドラマの主人公や雑誌、CFのモデルとして大活躍、幼い顔立ちとはアンバランスな形の良いバストが魅力の田坂都。匂い立つ程の艶っぽさで、華麗に大人の女優へと脱皮した。
 共演は、今年の新人女優コンテストで、見事に優勝に輝いた朝倉まゆみ。将来性抜群のヴァージン艶技を見せている。
 監督は、「のぞき」以来一年ぶりの演出、ディテールの表現にたけた才能を発揮するベテランの武田一成。

日本 製作:(株)ニュー・センチュリー・プロデューサーズ(NCP)
1984
1984/11/3
カラー/69分/ビスタ・サイズ
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