百恵の唇 愛獣
ももえのくちびる あいじゅう
芸能界にはおいしいネタがごろごろ。女を武器に暗躍するトップ屋!
ハードボイルド・タッチのスキャンダラス・ポルノ
【解説】(公開当時のプレス資料より)
 長島・王のそれぞれの引退、ヘアー解禁問題と80年後半は”歴史”の動きを感じさせたが、芸能界では山口百恵の引退騒動がいまだ不気味な余韻を残している。芸能界の象徴と言われる”百恵の唇”はセクシャルな響きを持って大スターの不滅ぶりにいっそうの幅をきかす。
 響京介原作「百恵の唇」は、芸能界の裏面を描いたフィクションで、「レイプショット・百恵の唇」として2年前映画化されており、今回は二度目のロマンポルノ。
 スター同志がし烈な戦いを華麗に展開する芸能界を舞台に、レコード大賞有力女性歌手と、婚約者までいる大女性歌手の間を暗躍しライバルを蹴落とす為だけに動く”トリックガール”と呼ばれる仕掛人を中心に描く。
 金と権力とセックスがごちゃまぜになりなわら、なにやら有名な芸能人を連想させる内容だ。
 出演は”ロマンポルノの百恵ちゃん”といわれる日向明子、そして、「感じるんです」でデビューし、圧倒的な人気を博したが、以後ロマンポルノからは遠ざかり「幻の女優」として復帰を望まれていた泉じゅんが女性歌手役で登場する他、新人の村田めぐみらが響艶している。監督は、美学派・加藤彰。
日本
にっかつ
1980
1980/12/26
カラー/69分/ワイド・サイズ
日活ロマンポルノ公式サイト