危険な関係
きけんなかんけい
あヽわたし、こんなことを… 貞淑な女たちの 花心を濡らして 性の輪舞が始まる!
乱熟した背徳の世界に 性の極致を描く フランスの天才作家 ラクロ原作の映画化!
【解説】(公開当時のプレス資料より)
 アンモラルな恋愛をテーマにした、ピエル・コデルロス・ド・ラクロ原作の「危険な関係」の三度目の映画化。
 憎く燃えたぎるジェラシーと、ゲーム的に存在する性の中でくり広げられる男と女の邪悪な関係。やがてジェラシーの波紋は、貞淑な人妻の真実の愛を深く傷つけてゆくのだった。
 今回のエロス大作では脚本にシナリオ界の大御所新藤兼人が、「けんかえれじい」以来日活十二年ぶりの復活。感覚派の第一人者藤田敏八と四つに組み、「原作の西洋的な性を日本人としての性に置きかえ、生命の根源である性の極致を描きたい。」と意欲を見せている。
 キャストも、ますます円熟味を増し日活初出演に張切る宇津宮雅代のほか、片桐夕子、野平ゆき、根岸明美といった個性豊かな女優陣に、いま若者のアイドル三浦洋一のほか風戸佑介、井上博一らの男優陣と重厚。
 尚、音楽プロデュースを内田裕也が担当しデューク・ジョーダンの「危険な関係のブルース」をクリエーションが演奏している。ハードロックのクリエーションの初のジャズ挑戦である。
日本
日活
1978
1978/3/18
カラー/97分/ワイド・サイズ
日活ロマンポルノ公式サイト