【解説】(公開当時のプレス資料より)
ある日、突然、音楽教室で美人女教師が、中学生の一団に暴行された。このスキャンダルからこの衝撃のドラマは始まる。
これは、清水一行の同名ベストセラー小説の映画化。東京近郊の中学校を舞台に、暴行、殺人という衝撃的事件を通して、揺れ動く教師の実像に迫ったつもり――という原作者の言葉のように、この作品は、とある学校の場をかりて現代社会の断面を赤裸々に描く大作で、社会の裏面を操る大人たちの性関係も生々しく描かれている。
主演は、「四畳半青春硝子張り」「サチコの幸」で清純なキャラクターで注目を浴びた永島暎子がこの大作に大抜擢され、共演には砂塚英夫、山田吾一、久米明、宮井えりな、樹木希林、絵沢萠子と芸達者が顔を並べている。
監督は、「屋根裏の散歩道」「責める」等で、日本映画界の注目を集めている俊才田中登。