檻の中の妖精
おりのなかのようせい
暗黒の密室に異常な歓喜の喘ぎが!
今日もまた美しい生贄は あのSMの館へと紛れ込む…
【解説】(公開当時のプレス資料より)
 戦後になって初めて暴かれた特高憲兵達の残虐行為の全貌。ありとあらゆる拷問を駆使し、ワナに陥れ、罪人に仕立てあげる。
 この物語は、特高警察の内幕、個人的なSM嗜好を満たすために影で憲兵達を操る男爵、その恐ろしいワナにはまった美しい富豪夫人を中心に繰り広げられる、巨匠団鬼六原作を映画化するSM官能大作であり、かつまた倒錯したラブロマンスでもある。
 監督は「学生情婦・処女の味」以来、久々の小原宏裕。次代感に鋭く、映画の面白さに重点をおく同監督の事、単なるSM作品には終わりそうにもない。
 主演は、ご存じSMの女王・谷ナオミ。「夕顔夫人」以来久々に本領発揮。のびのびとした演技が注目される。
 その他、岡本麗・牧れいかが責められ、責め役には、大河内稔・井上博一らベテラン男優が扮し、浜口竜哉が歌舞伎の女形役で悲痛な叫び声をあげ、好演している。
日本
日活
1977
1977/6/4
カラー/70分/ワイド・サイズ
日活ロマンポルノ公式サイト