宵待草
よいまちぐさ
神代辰巳(監督)×長谷川和彦(脚本)×細野晴臣(音楽)の才能が結集!アナーキストが暗躍した大正時代を舞台に、若者と政治家令嬢の逃避行を描く。
頃は大正、浅草六区の活動写真館の弁士、黒木大次郎を首領株に「ダムダム団」というアナーキストの集団があり、弁士見習いの平田玄二が副団長格で数十名の団員がいた。成金代議士・谷川武彦の息子で大学生の国彦もいつしか彼らの仲間になっていた。ある日、温泉場へ行く乗合馬車で国彦は令嬢風の娘・しのと出会い、虚無的な男・北天才とも知り合う。だが翌朝、北は大木で首を吊っていた。北の通夜の翌日、しのが東京に帰ったのを知り、国彦も後を追うように帰京する。一方、交番襲撃に失敗したダムダム団は、今度は政界の黒幕・北条寺の孫娘を誘拐した。その娘を見た国彦は驚く。娘はしのだった。ところが彼女の方は誘拐とはつゆ知らず、国彦が自分を口説くために友人を使ったと思い、その夜二人は愛を確かめ合うのだった。
日本
製作:日活 配給:日活
1974
1974/12/28
カラー/96分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2646m
日活