赤線玉の井 ぬけられます
あかせんたまのい ぬけられます
肉をひさぐ女の哀愁が、どぶ板露地を吹きぬけて行く……
鬼才神代辰巳監督が女の官能に迫る、赤線シリーズ大作!
【解説】(公開当時のプレス資料より)
 これは昭和三十三年の新春を迎えて、いよいよもうすぐ(この年四月一日より売春防止法施行)赤線よおさらばというころの、”東京玉の井”の特飲街に働く売春婦たちの哀歌を描く「赤線シリーズ」大作である。
 原作は清水一行の「赤線物語」で、脚本・監督とも、いまや映画界の話題を独占している神代辰巳。出演者も宮下順子、丘奈保美、芹明香、中島葵、絵沢萠子、吉野あいといったいままで、神代作品のなかで好演、名演、熱演を示してきた女優陣、殿山泰司、江角英明、蟹江敬三、益富信孝、前野霜一郎、高橋明らの芸達者の男優陣をそろえている。
 また、この作品のタイトル画、風俗考証などには、このほど文春漫画賞を受賞した漫画家滝田ゆうがこれにあたって作品の重厚さを加味している。
 
日本
日活
1974
1974/9/21
カラー/78分/ワイド・サイズ
日活ロマンポルノ公式サイト