ともだち
ともだち

小児ぜんそくの少女とガキ大将の交流を通じて、友情と生命の尊さ、公害などの社会問題を追及する。日活ニューアクションの騎手・澤田幸弘監督による児童映画の名作で、松田優作、地井武男、原田美枝子らも出演している。

体育は得意だが勉強は苦手で、将来はサッカー選手になることを夢見ている松村新太は京浜工業地帯の小学校6年生。今日も新太のクラスから灰色の空気を避けて5人の級友が転校していった。そんな新太にちょっと困ったことが起きた。席替えで斉藤良子が隣の席になったのである。良子は岩手から転校してきた頃は明るく元気な女の子だったが、気管支ぜんそくにかかり病気が進むにつれ、級友から仲間外れにされ、病気を理由に誰も良子を家に呼ばなくなっていた。新太はこんな良子がかわいそうでならなかった。「僕だけは本当のともだちになって良子ちゃんを家に呼ぼう」そう考えた新太は、両親を説得するために「5を二つ取ったら僕の言うこと何でも聞くね」と父親と約束し、必死に勉強を始めた。両親も頑張る新太を見直すようになり、新太はついに両親に良子ちゃんを家に呼びたいと話す。だが返ってきた言葉は「うちは食べ物を扱っているんだよ。病人は呼べないよ」という冷たい言葉だった。

日本
製作:日活 配給:日活
1974
1974/7/24
カラー/86分/スタンダード・サイズ
日活