極楽坊主
ごくらくぼうず
女と見ればすぐにムラムラする好色坊主の奇想天外な仏教修行を描く。ロマンポルノへの過渡期に作られ、宍戸錠が“エースのジョー”のイメージを一新、エロ坊主ぶりを体当たりで熱演したお色気アクション!
諸国を修行して廻る好田丈胤はバクチはめっぽう強く、ちょっぴり正義感を持っているが根っからの女好き。とある寺でイカサマ賭博をする浩江をカタに取ったものの、大変な絶倫女。さすがの丈胤、ドリンク剤を飲んでも追っつかず、ほうほうのていで逃げ出してしまった。またまた修行に出て、ある地方都市にたどり着いた丈胤は、老師・良寛を訪ねた。そこに通りかかった若い尼・安情尼に良寛のいる寺を尋ねたが、そのあまりの色香に煩悩の炎が燃え上がってくるのだった。やっとのことで荒れ放題の寺にたどり着いたが、良寛は世を去り、後継ぎ息子の三休は競馬競輪、花札に明け暮れ檀家にも見放されている始末。当の三休はオールドミスの女教師・時子のツバメになって小遣いをせびっては競艇のノミ屋に入り浸っていた。しかし三休はいつもすられっぱなし。そこで丈胤は三休に大穴のアドバイス。久しぶりに大金を手にした三休は、丈胤を伴っていきつけのキャバレーへ繰り込むが…。
日本 製作:日活
日活
1971
1971/7/31
カラー/81分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2265m
日活
【東京都】▲随徳寺、▲競艇場、▲松月院
【神奈川県】鎌倉市