流血の抗争
りゅうけつのこうそう

血の匂いで塗り替える組織図、広域暴力の恐るべき実態を描く活劇。

ニュータウンの建設や工場誘致が決まり一躍脚光を浴びてきた新興都市K市。秋庭一家と志村組が仕切っていたこの町に新しい利権を求めて東京から乗り込んできた誠信会、宇田川組の進出により不穏な空気に包まれる。秋庭一家の代貸で二代目を継ぐ手塚直人(宍戸錠)が五年の刑を終えて出所するがシャバはすっかり変わり果てていた。宇田川組は巧妙な手口で志村組と手を結ぶ一方で誠心会は腕利きの星野を秋庭一家へ送り込み、手塚の留守を狙い幹部・増沢を“預かり盃"と称して人質同然に東京の本部に連れ去っていた。そして、宇田川組は冷酷悲惨な計画を実行し始める─。

日本
製作:日活 配給:日活
1971
1971/6/10
カラー/86分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2380m
日活