女子学園シリーズ第3弾。私立中学白ばら学園と公立中学の不良グループの対立を中心に現代学生気質を描く青春明朗篇
金持ちの娘たちの多い、全寮制の私立白ばら学園と、下町的な公立河北中学は、互いに近接しながら生徒はいつも対立状態にあった。両校にはいずれも女番長がいて、白ばら学園は結城正子をリーダーとする、清子、さかえ、利江たち、一方の河北中学は足立美枝を中心とする圭子、ルミ、それに腰抜けの男子生徒、直次、武たちを加えたグループ。双方は事あるごとに火花を散らしていた。たまたま、白ばら学園が体育教師兼舎監の大庭光子の引率で、鎌倉へ校外授業でやって来た時、居合わせた河北中学と些細な事でぶつかってしまった。美枝から喧嘩状をつきつけられた正子は「オトシマエをつけてやる」と近くの雑木林で対決、二人があわや大乱闘になるところ、ひょっこりあらわれたチンピラやくざ杉本信太郎が割って入り、勝負はお預けとなった…。