男の世界
おとこのせかい

『野良猫ロック』シリーズで注目を集める長谷部安春監督が、石原裕次郎を主演に放つニューアクション・テイスト溢れる作品。裕次郎が『夜霧よ今夜も有難う』等かつてのヒット曲も歌うシーンも。

精悍な風貌の紺野忠夫が5年ぶりに突然カナダから帰ってきた。彼は恋人を組織のボス・白石に殺され、傷心を癒すためにカナダに渡っていたのだ。彼の帰国に、後援者の実業家・神吉、紺野を兄のように慕う北見、青木、須藤、大沢、船田たちは喜ぶと同時に愕然とした。それは時を同じくして、あの白石が出所してくるからだった。「紺野は復讐のために帰ってきた…」という神吉たちの考えを紺野は否定し、カナダに行きたがっている修と伸子というカップルにいろいろ忠告してやるのだった。さらには刑事の茂木も紺野の動きを追っていた。ある日、紺野は久しぶりにヨットを楽しんだ。紺野はヨット仲間の船田からヨット連盟の会長・阿川と連盟の黒い噂を聞き、何かあると疑惑を深めていった。一方、阿川は会いに来た白石に巨額の金を渡した。それは紺野を殺せという指令でもあった…。

日本
製作:日活 石原プロモーション 配給:日活
1970
1971/1/13
カラー/82分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2275m
日活
【東京都】大田区(羽田空港)/港区(赤坂見附駅ホーム)/新宿区(新宿西口公園)