ネオンにうごめく夜の町。上岡組と十和田組という二つの暴力団が勢力を争っていた。上岡組は町の顔役と結託し、十和田組を罠にかけて三千万円という借金を背負わせ、一気に潰そうとしていた。そんな話を耳にした“ジャックの刺青”の異名をもつ花村は、相棒の倉原と一緒に十和田組を救うためにこの町にやってきた。花村はシマ争いに顔を出しては勝ち目のない組に加勢し、一気に盛り返し荒稼ぎするプロとしてこの世界では恐れられていた。しかし十和田組の組長は上岡組の手によって殺されてしまい、途方に暮れる組員たちは花村にシマを仕切って欲しいと願った。花村は何度も断っていたが、次第に彼らの熱意に動かされて引き受けることにする。そしていつしか花村はネオンの下で働く者たちを守ることから“ネオン警察”と呼ばれるようになる。そんな折、上岡組に潜入していた倉橋から三千万円を工面する方法が見つかったと連絡が入り…。