艶歌の王者北島三郎が熱血現代やくざに扮して、ネオン輝く盛り場に巣食う悪に対して男を賭けて闘い抜く痛快無類の娯楽アクション篇!
北の果てのとあるキャバレーでひょんなことから兄弟の契りを結んだ秀夫、温州、オイチョの3人。秀夫は訳あって破門になっていた銭屋組の親分が死んだと知り、2人を引き連れ矢も楯もたまらず東京に戻ってきた。新興組織の誠心会におされ、銭屋土建と名を変えて小さくなっていた銭屋組では、未亡人の雪乃、娘の明子、元代貸の雄造、タケシらが大喜びで秀夫たちを迎えた。しかし、秀夫は昔からの義兄弟で、現在は誠心会の幹部・倉田の誘いで誠心会に入ることになった。だが、誠心会の実態は借金の取り立てや、巧妙な売春あっせんを行い、そのうえ事あらば銭屋組まで潰してしまおうと狙っていると知ると、秀夫たちは怒って脱会してしまうのだった。誠心会は銭屋の持っている土地の近くに駅が作られ盛り場になることを知り、なんとかそれを乗っ取ろうとしていた。それを阻止しようとする秀夫たちと誠心会の抗争が火ぶたを切った。