朱鞘仁義 お命頂戴
しゅざやじんぎおいのちちょうだい

一宿一飯の義理から人を刺し、刑期を終えた女やくざが、その遺子を身をもって助ける仁侠道を描く娯楽大作。

昭和10年頃――北陸のある町で、女だてらに一匹狼として渡世に生きる紺野愛、ふたつ名を“朱鞘の愛”と呼ばれる渡世人が、一宿一飯の義理で黒田組親分を斬り、その客分滝川清吉を刺した。清吉は死に際、大阪・天王寺にいる極道息子清治と娘加代の処遇を愛に頼み、息を引き取った。数年後、刑を終えた愛は清治と加代を探し始め、加代が高松へ女郎に売られたと聞き、その足で海を渡った。その船中、愛はイカサマ賭博の清治を、高松高政組の雲井から救ったことで、清治は愛を親の仇と知り斬りかかった。その時、乗り合わせた一匹狼の五代隆三が現われ、清治に渡世の仁義を言い含めて去った。

日本
製作:日活 配給:日活
1969
1969/12/17
94分/9巻/2587m/フジカラー/シネマスコープ・サイズ
日活
【香川県】高松市(高松港など)/さぬき市(津田海岸)