朱鞘仁義 鉄火みだれ桜
しゅざやじんぎてっかみだれざくら
一匹狼の流れ者、女博徒が一宿一飯の渡世の義理にしばられながら悪を斬ってゆく娯楽作。主人公の女やくざに扇ひろ子、それに親を斬られた娘役を梶芽衣子が演じる。

一匹狼の流れ女博徒である愛は、古い知り合いの精二を訪ねて富岡にやって来た。久しぶりの再会を喜んでいた精二だったが、その一帯を仕切る梅津組のいざこざに巻き込まれ、殺害されてしまった。梅津組では若頭の大倉が山仕事で人夫を酷使し、更に組長・犬伏の目を盗み、給金のピンハネをするなど横暴をはたらいていた。精二を殺され怒った愛は梅津組に殴り込み、大倉に斬り込んだが、間に入った犬伏を刺し、自首した。愛に刺された傷が悪化した犬伏は、養子である夏子に跡目を遺言して息を引き取った。大倉はこれを機に梅津組を乗っ取ろうと企む。やがて、愛が出所すると、怒りの炎を目に宿した夏子が立ちふさがる。

日本
製作:日活 配給:日活
1969
1969/11/22
カラー/92分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2531m
日活
【群馬県】富岡市/碓氷川
【香川県】高松市(仏生山)