大幹部 殴り込み
だいかんぶなぐりこみ

偽装解散と大幹部たちの裏切りによって居場所のなくなった元組員たちが、若い力を結集して巨大組織に殴り込みをかけるアクション。「大幹部」シリーズ第一弾。

暴力団西尾組の哲と石岡、野寺の三人は、ある企業の社長を狙撃した。この事件は新聞でも大々的に報じられ、三人は懲役刑に服し、西尾組は社会的責任をとって解散し、不動産屋に転業することとなった。二年後、哲は刑を終えて出所した。元西尾組の縄張りは今では平田組が仕切っていた。先に出所していた野寺は平田組に世話になっていたが、哲は平田組を何か気に入らず、ひとまず石岡の出所を待つことにした。石岡の妻はスナックを経営しており、哲が久々に顔を出すと、昔の舎弟分が集まってきて、出所祝いの宴となった。しかしその最中に平田組の嫌がらせがあり、一時大乱闘となったが哲の強さに敵わず、平田組員は逃げ散っていった。それ以来、平田組は哲をつけ狙うようになる。そんな殺伐とした空気が街に漂うなか、石岡が出所した。石岡は組の再建を頼みに西尾に会いに行くが、西尾はなぜか頑なに拒むのだった。

日本
製作:日活 配給:日活
1969
1969/8/23
カラー/95分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2597m
日活
【東京都】新宿区(新宿駅ホーム)