前科・ドス嵐
ぜんかどすあらし

義理と人情のしがらみに苦悩しながらやくざの世界を奔放に生き抜く男を描くアクション巨編。「前科」シリーズ第二弾。

敵対する組長を刺し殺し、四年間の刑務所生活を送った竜次は無事に服役を終えて出所した。しかし、街は安西と高浜の縄張り争いが激化して暗黒街と化していた。どちらの組にとっても竜次は厄介者でしかなく、竜次にとって久方ぶりのシャバの風は冷たかったが、博徒の長老である千石を訪ねると、彼は温かく迎え入れてくれ、思わず涙ぐむのだった。これ以降、竜次は千石家を根城として生活を始めるが、ただ一つ気がかりだったのは、母の安江のことだった。安西の魔手が安江の営む飲み屋にまで伸び、借金のカタとして乗っ取られようとしていたのだ。安西のやり口は目に余るものがあり、竜次は安江の身に危険が迫っていると知って激怒するのだった。

日本
製作:日活 配給:日活
1969
1969/7/12
カラー/89分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2457m
日活
【東京都】新宿区(新宿駅南口)
【神奈川県】横浜市(横浜港)