前科・仮釈放
ぜんかかりしゃく

敵の親玉を討ち取り服役していた若いヤクザが仮出所すると、また別の組がシマを支配していた…。ヤクザ社会のむなしさと非情を背景に描く「前科」シリーズ第一弾。

ヤクザの竜次は大矢根組のナンバー2である清三に義理があり、シマ荒らしの関東新竜会に殴り込みをかけた。その会長を仕留めた竜次は傷害致死罪で懲役七年の判決を受け、四年後に仮出所となった。久しぶりの新宿は変わりきっており、訪ねる大矢根組は誰も知らなかった。何とか弟分であった健を見つけ話を聞くと、大矢根親分は新竜会に殺され、組は解散同然、ナンバー2だった清三は足が不自由になりながら大矢根の遺族の面倒を見ているという。竜次は健の姉である史江に魅かれながらも、行く当てもなくただ毎日を浪費していた。そんな折、大矢根親分を殺した小山という男が刑期を終えて出てくることになり…。

日本
製作:日活 配給:日活
1969
1969/5/14
カラー/86分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2377m
日活
【東京都】新宿区(新宿駅駅ビル、西口駅前広場)