夜の最前線シリーズ第1弾。夜の新宿を舞台にそこにうごめくセックスと悪徳を抉るエロティック・アクション
都会のネオンにあこがれ、職を求めて新宿にやって来た沢木淳と松下みどりの恋人たち。たちまちチンピラ共に囲まれて、淳はみどりを連れ去られた上、傷害罪に問われ四年の刑を受けた。シャバに出た淳は、銭も女も奪われた新宿でみどりを探し始めた。変貌した新宿は、アングラ、GOGOバー、スナック、トルコ風呂がひしめいていた。四年前世話になったおでん屋の親爺の所に身を寄せ、関わりあった東風会が解散されたことを聞いた。そしてそこで知ったヤクザ崩れの島野から、キャッチバー“ベラミ”にみどりという名の女がいると聞き、駈けつけたが別人のミドリであった。ベラミのバーテン吉野はミドリの肉体を利用して淳に法外な料金を請求してきたが、開き直った淳はベラミの社長・藤山に店で働いて払うことでケリをつけた。淳の働きによりベラミの水揚げは増えた。ある時、フーテンに脅されていたアベックの良夫とミツ子を助けた淳は二人をベラミにひき入れ、アングラバーにたむろするフーテンの親玉カストロを知った。彼は元学生運動のリーダーで、若い女の子たちを操っていた。そのカストロから礼子を紹介され、ベラミもホステスが増えていった…。