花ひらく娘たち
はなひらくむすめたち

地味な姉とドライな妹、二人がそれぞれ相手を見つけて結婚するまでの青春ホームドラマ。

大企業の進出によって突然膨れ上がった小都市のある屋敷町に、昔の面影をそのまま残した柿崎家の静かなたたずまいがあった。両親の良太郎、たまえの他、長女民子、次女の加奈子と二人の弟、大助、新助のにぎやかな六人家族である。民子はいつも地味な和服に身を包み、自宅で和文タイプを打っている引っ込み思案の娘で、現在花嫁修業中だ。妹の加奈子は工場の放送課に勤める現代っ子、姉とは正反対で、活発でボーイフレンドにはこと欠かないというドライ娘である。反面民子は、和服でバイクを乗り回すといったところもあって、弟大助には欲求不満じゃないかと言われたり、加奈子に「お姉さん、婚前交渉どう思う?」なんてからかわれたりしていた。ある日おませな弟の新助がガールフレンドの和子と一緒になって姉達と和子の兄をお見合いさせる計画を練っていた。一方大助は、クラスメートの恵子に「兄貴を連れて遊びに行ってもいい?」と言われていた。恵子は兄の一雄が引っ込み思案で、ガールフレンドもいないのを心配して、大助の二人の姉に紹介したいというのである…。

日本
製作:日活 配給:日活
1969
1969/1/11
83分/7巻/2282m/フジカラー/シネマスコープ・サイズ
日活
【静岡県】静岡市(清水区、三保の松原)