だれの椅子?
だれのいす

高校教師の明朗でシニカルな恋愛、また思春期の生徒のほほえましい交流の姿と愛の鼓動を吉永、渡の大型コンビで描く青春純愛大作。

私立桜ヶ丘高校に英語教師が赴任してきた。美人と名高い沢村恵子である。恵子は校長の宮川女史の案内で校内を歩いていた。3年A組の教室をのぞいた二人は、ちょうど国文教師の菅原憲一が、国文の授業をやめて「母と息子」というテーマの話をしているところであった。菅原と生徒の対話を聞いていた恵子は、微笑ましいと思ったが、このテーマから、結婚、恋愛まで話が発展し挙句の果てには恵子の身上調査まで及んだ。型破りの授業参観になった恵子は、菅原の純朴さに惹かれた。恵子は菅原と学校を出てお寺の境内を歩いていると、墓地から言い争う声が聞こえてきた。菅原の担任クラスの金沢正雄とその母たま子、そして大石信子であった。正雄の母は二号で父の命日に墓参りに来たところ、本妻の信子と出くわし言い争いになったわけである。その場は菅原の仲裁で事なきを得たが、正雄の受けたショックは大きかった。それから2ヶ月後、学校の仕事もやっと慣れた恵子の下宿先へ、信子が訪れて来た。墓地での醜態を詫び、正雄の心の痛手を癒そうと相談に来たのだ…。

 

日本
製作:日活=坂上プロ 配給:日活
1968
1968/8/28
88分/8巻/2408m/フジカラー/シネマスコープ・サイズ
日活
【愛知県】岡崎市(マキタ電機製作所)/蒲郡市(三ヶ根ロープウェイ)/豊橋市(豊橋駅前、豊橋丸物百貨店、桜丘高校)