娘の季節
むすめのきせつ

バスのワンマンカー化を中心に、若い娘たちの職場における悩みと喜びを交叉させ、明るく健康な女の表裏を描く青春大作。

京浜中央バスの車掌のみどりは寮の仲間たちと笑いのたえない日々を送っていたが、事故で片腕をなくした元車掌の寮長・康子は皆から煙たがられていた。みどりは古橋運転手を愛していたが、康子が片腕をなくしたのは古橋の車での事故だったため、責任を感じた古橋は康子をいたわるのだった。みどりの兄の弘一は、みどりの車掌仲間の光枝が好きだったが、最近光枝に避けられているといって落ち込んでいた。車掌仲間の話だと、光枝はバスでよく会う学生に恋をしているらしい。弘一は毎晩バーで酔いつぶれるようになり、みどりは弘一のために悩むのだった。そんなみどりの唯一の救いは慰安旅行だったが、楽しさいっぱいの旅行から帰った日に、みどりは光枝から妊娠していることを打ち明けられる…。

日本
製作:日活 配給:日活
1968
1968/5/18
カラー/91分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2480m
日活
【東京都】稲城市(よみうりランド)/調布市(京王帝都バス調布営業所)/杉並区